僕はびわ湖のカイツブリ

滋賀県の風景・野鳥・蝶・花などの自然をメインに何でもありです。
“男のためのガーデニング”改め

今月の読書!~向田邦子さんのエッセイと藤原新也~

2015-01-28 07:50:05 | アート・ライブ・読書
 少し前から、仕事の休み時間に本を読むようになっています。
読んできたのは向田邦子さんのエッセイなのですが、ジーンときたり、微笑ましくってニヤついてしまったり、妙に納得したりと永く読める作家さんです。

戦時中の話や昭和の家族の話はもとより、身近なところで起こる些細な事を短い話にうまく仕立ててあるので飽きがきませんね。
少しおかしな表現をすると、名人(国宝)と言われるような噺家さんの良くできた枕話のような巧みさみたいなものを感じてしまうことがあります。

それは、“短い段落で話が変わっていく文章の独特の間”みたいなものがどの作品にもみられるんだけど、最後には話のパーツが全部つながっているところなんかのことなんですけどね。
ただ残念なのは1981年の飛行機事故で亡くなられていますのので、もう新作は出ない。入手出来そうなエッセイもそろそろ終わりなんですよ。


「夜中の薔薇」「眠る杯」「思い出トランプ」「父の詫び状」「無名仮名人名簿」「霊長類ヒト科動物図鑑」

次に読むのは誰にしようかと迷ったが、藤原新也にすることにした。
このカメラマンでもあり、画家でもあり、ライターでもある作家さんの本はある時期まではほぼ全部読んだのだけど、1990年代の後半以降の作品はあまり読んでなかったな。
野鳥の会の発行誌の“Toriino”の連載を読んでいるうちに、また興味が湧いてきて近作から読み始めています。

ただ藤原新也本って入手困難な本が多くなってるんですよね。
困ってネットの中古屋を探してみたら、中古本があるわあるわで市場に出ている間に!と思って、ごっそり買い込んでしまいましたわ。


「写し世の後ろ姿」「ショットガンと女」「日本浄土」「名前のない花」「なにも願わない手を合わせる」「藤原悪魔」「空から恥が降る」

これで当分の間は藤原新也を読むのに困らないだろうとは思っているけど、既に3冊読み終えてしまいました。
春までに次の本の補充が必要になるけど、本を読むことは自分を取り戻すための大切な時間やと思っているから、またいい本を探さないといけないね。



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