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「日本書紀」や「古事記」の時代の話になるようですが、崇神天皇は第10代天皇とされていて、別の説では大和朝廷の創始者ともいわれている方のようです。
『崇』の字は、非業な末路を迎えた天皇の諡号に付けると聞いたことがありますが、崇神天皇に崇が付くのはどういう意味なんでしょうね。
日吉大社は平安京遷都の時には、京都の表鬼門(北東)に鎮座して、都の魔除・災難除の守護社の役割があったそうです。
大社は比叡山の麓にありますから比叡山延暦寺とのつながりも深く、延暦寺の守護神とされていたようですが、織田信長の比叡山焼き討ちの際には同様に燃やされてしまったみたいですね。
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日吉大社は旅番組などにも時々出てきますが、鳥居が変わっているので一度見てみたかった神社でした。
鳥居の上に三角形の屋根が付いています。この鳥居は「山王鳥居」と呼ばれていて、仏教の胎臓界・金剛界と神道の合一を表しているとされています。
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境内には約40の社があるとされていますが、まずは西本宮に参拝してきました。
西本宮楼門は信長の死後の1586年に再建されたとされていて、重要文化財に指定されています。
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日吉大社は「神猿さん(まさる)」と呼んで猿を魔除けの象徴として扱っており、「魔が去る」「勝る」に通じる縁起物としてお猿さんを扱っています。
復興にあたっては豊臣秀吉が尽力したとされていますが、秀吉は「日吉丸」と呼ばれていた時代があり、別名「サル」と呼ばれたりして愛着があったのかもしれませんね。
境内には猿にまつわるものが多いのですが、西本宮楼門には棟持猿(むなもちさる)という猿が楼門の上から見守ってくれています。
屋根の下で四隅を支えてくれているのですが、4猿ともポーズが違うのが面白いですね。
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楼門をくぐると拝殿と本宮が見えてきます。
拝殿は重要文化財、西本宮は国宝に指定されていて、落ち着いた清々しい気分になります。
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西本宮は、日吉造(ひえづくり)と呼ばれる独特の建築様式とされていて、正面・両側面に庇(ひさし)が付いています。(背面はなし)
聖帝(しょうてい)造りとも呼ばれるそうですが、神社・仏閣の建築様式のことはよく分らないのが実情です。
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当日は蒸し暑い天気で汗だくになって参拝していたのですが、比叡山の麓ということもあり境内には渓谷が流れています。
清流の自然のひんやりした風がとても気持ちよく、渓谷沿いに歩いていくと滝がありました。
「飛龍の滝」と書かれてあり、小さいながらも水量の豊かさを感じるいい滝でした。
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日吉大社は大きくは西本宮と東本宮と奥宮に分かれます。
奥宮は山の上の方に見えてはいましたが、あんな高い所まで山道を昇る気力はなく、東本宮への参拝コースへ向かうこととする。