三石ケ原を過ぎ植林内の緩やかな登山道を進むと小さな鞍部があり、ここからは急な登山道となって頂上手前で巨岩が累々としてくる。
登山道は巨岩を巻いて頂上に向うが、江戸期の地誌に「此山岩崖ニ大キ成ル洞ら穴有、往古彼ノ穴ニ鬼住候」とあり、巨岩下側の急傾斜を廻って鬼の住んでいた洞穴に向った。
洞穴をのぞいたが・・・鬼どころか熊が冬眠しているのではと恐ろしくなり早々に退散した。
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