昨日紹介した蓮教寺のソテツを寄進した旧津和野藩士の田原小左衛門は、藩士時代の安政5年(1858)に佐方八幡神社の狛犬、元治元年(1864)に正覚院行者堂の燈籠、時代不詳に天満神社の石段玉垣を寄進しているのである。その他市域の寺院には船屋敷関係者の墓碑が多く見られ、これらから津和野藩船屋敷の人々は廿日市町人の生活の中に融合していたものとみられるのである。
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