速谷神社前交差点手前の民家裏手にある権現山北麓の平楽地蔵堂で、御本尊の平楽地蔵は中世の速田大明神に奉仕する供僧寺であった平楽寺の名残りを伝えてくれる地蔵である。以前壁面にシートが張り付けられていることを紹介したが、現在屋根にもシートが被せてあり痛みが進んでいるのであろうか。
堂内に掲げてある昭和初期のものであろうか芳名板には上平良の200余名の寄付名が記されており、昭和25年(1950)のものには上平良その他の240余名の寄付名が記されている。かつてこのように多くの人々に平楽地蔵は信仰、維持されていたのであるが・・・