雑草通信。

今日、当地でエゾハルゼミの初鳴きを観測した。


重なり合った倒木。
しかも大半は根がまだつながってるから、生きている。
重なり合った枝に葉が出てきているから、倒木の下は暗い。


倒木を処理すると、そこだけひらけて、一気に明るくなる。


山で木の相手が一段落したら、今度は草の相手だ。
ビンテージロータリーモアが、元気に草を刈る。
元気なのはいいが、吐き出した草が左の後輪にモロにかかって、草だらけになる。
ホントは吐出口になんかガードみたいのがあったのかもしれないな。


こんなに短く刈るんだけど・・・。


2週間でこんなに伸びる。
タイヤは2.50-4だったと思う。23センチくらいか。
これ以上伸びると、クルマのプロペラシャフトに絡みついたりのトラブルが出始める。


刈ってもすぐ伸びてくるミツバ。
さすが雑草、なかなかしぶとい。


刈って粉砕する前に摘んだ、ミツバやシャク。
卵といっしょにおじやにしてもおいしかった。


これもしぶとい、ヨモギ。


しぶとすぎるノイバラ。
伸びるわ広がるわ、絡むわ刺さるわ・・・。


超しぶといドンゲことオオイタドリ。
荒地はコイツの天下になる。


タラノキの幼木。


繁殖力としぶとさではトップクラスのセイヨウタンポポ。
のどかなイメージの花だが、こんなでかい株になってまうと、さすがにもうめんこくない。


アギスミレ、だと思う。


エノコログサ。


ヘラオオバコの花。


今年もよく咲きそろった、マイヅルソウの群落。


マイヅルソウのアップ。


ムラサキケマン。毒草だ。


オオウバユリが作業道路の脇にたくさん出ている。
いつもこんなに出てたかなあ。


これはクルマバソウの群落。


開きつつある、ミズナラの若葉。


紫色のはエゾニュウの茎。巨大すぎる草だ。セリ科。


巨大なフキ。
ロータリーモアのハンドルに載せている。葉の下からハンドルが出てるのが見える。
遠近法がおかしいのではない。


このアングルだと葉が小さく見えるけど、葉のサイズ、長さとも1メートルクラス。
葉柄の基部径は5センチじゃきかない。


切るといい香りがするカキドオシ。


ヒメオドリコソウ。


銀白色に光る、イヌエンジュの芽。
アップで見るとちょっと不気味だ。


青々とした若葉の山では、一際目立つ。


フキの葉の下にはセリが。おいしくいただきますとも。


水辺にはクレソン。これもいただきます。


植え込みのツツジ。肌寒かった6/2。


晴れてあったかくなった6/3。よく咲いた。


通勤路の山も青々してきた。
でも今年はこの時季、肌寒い。もう少しあったかくなってくれればいいのに。
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年輪。


根が半分つながったままで60°くらい(つまりほとんど真横に)倒れていたカラマツを、処理した際の切り株の切り口。
立っていたときは、写真の下が北だった。
よく、山で方角がわからなくなったときは、切り株を見て、年輪の広い方が南である、などという説をまことしやかに書いてある「アウトドア入門」的な本やサイトがあるが、これじゃ方角が真逆だ。
山で方角を見失うようなヤツはそもそも山に入っちゃ危ないだろうが、慣れてたってそんな局面にならないとは限らない。そんな緊急時に、年輪云々というマユツバの豆知識を発揮しようもんなら、助かるもんも助かんなくなるかもしれない。
木の年輪は、季節による成長のムラの痕跡だ。年輪の濃いとこは寒かったりで成長が遅く、薄いとこは暖かかったりで早かった、と読み取れる。
木は中心から外へと成長するので、毎年季節の移ろいでこのムラが全体に顕れ、年輪になるのだ。
同じ輪は同じ時季を意味するが、その幅に広いとか狭いとかの違いができるのは、主に日当たりによる成長の違いといわれる。
だから、年輪の幅が広いのは日当たりのいい南、という話になるのだろう。
でもちょっと考えればわかるが、斜面だったり、南に大きな木があったりして南の日当たりが悪い環境なら、むしろ明るい北の方へと木は成長する。すると、北の年輪の幅のほうが広くなってしまうのだ。
写真の木は、林の北の縁近くの谷に生えていた。この木にとっていちばん明るい方角は、北だったのだ。
俺は「アウトドア本」を書くような「エキスパート」のセンセイの類じゃないし、実際見たことしか信じない。アウトドアで大事なのはそこんとこでないのかね。
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