バルクリ。

SX125R。
ここんとこ、バルブトレーンのメカノイズが気になってたので、調整する。


シートとタンクは外したほうがラクだ。


フライホイールカバーのセンタープラグを外すと、この17ミリのナットに工具をかけて、クランクシャフトを直接回せる。


バルブクリアランスは、圧縮上死点でみる。
プラグとロッカーカバーを外し、圧縮上死点を出す。
プラグ穴からピストントップが見えている。


バルクリの規定値は、冷間で0.08-0.13ミリ。
厳密にやるならアレだが、中間値の0.10ミリあたりでいいとこ合わせておけば、実用上は問題ない。


フィーラーゲージをはさんで、ゲージを動かす手応えで、クリアランスを調整する。
正確にやれるようになるには、熟練を要する。マイクロメーターなどを正確にゲージの厚みにセットして、そこにゲージを挟んで手応えを覚える、というのが、定番の訓練法だ。
中間値のゲージだから、多少の誤差なら許容範囲には入るだろう。


このロックナットを締めるときに、えてしてセットがずれてしまう。
調整スクリュを動かさずにロックナットを締めるのも、これまた熟練を要する。
ま、なんでも場数こなさなきゃ覚えないのは同じだ。


次はカムチェーンの調整。
カムチェーンテンショナのロックナットを緩めておき、クランクを圧縮上死点から正回転させて、排気バルブが押され始めるとこで保持する。
そうすると、カムチェーンの前側にテンションが掛かり、後ろ側が緩むことになる。
そこでテンショナのロックスクリュを緩めて開放してやると、プランジャがチェーンの緩み分だけ飛び出して、緩みをとるのだ。
あとはそのままスクリュを締めて、ロックナットで固定するだけだ。
メーカーは、この作業を6ヶ月毎に行うように指示している。


ついでに、キャブのパイロットジェットを、#12.5から#10に絞ってやった。
PJはこのドライバーで示している穴の奥に入っているので、このような先の広がっていないドライバーを使わなければならない。

で、組み上げて試運転。
メカノイズは完全に消えはしないが、だいぶましになった。
PJを絞ったので、キャブも調整。
パイロットスクリュは、1-1/8回転ってとこだ。MJは#112.5、JNはKX65用のままで、クリップは上から4段目。
このキャブでは、このあたりがベストだろう。中低速の吹けもそれなりにいいし、高速もまあまあ伸びる。
スターターが合っていないとみえて、スターターを引くと明らかに濃すぎるが、それはまあそんなに困らない。暖機するまでスターター半開きでファストアイドルが使えないのが面倒だが、このキャブはアイドルスクリュが大きくて指先でも調整できるから、まあなんとかなる。
NJやJNを交換してみる余地もあるだろうが、まあしばらくこれで乗ってみるか。
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マメ。


法面に繁茂するドンゲこと、オオイタドリ。
これを刈るのだ。


左側が斜面の下になるように、等高線方向に歩いて、刈っていく。
刈払い機の刃はオペレーターから見て左回りなので、刈った草は左に寄せられるのだ。
この写真は、振り返って刈ってきたところを見ている図だ。
ドンゲの丈は、俺の胸あたりだから130センチくらいか。でも、斜面の上に生えてるやつは頭より高くなるから、上前方は全く見えない。
この日刈っていた法面は、一幅刈るのに2時間ちょいの長さだ。その長さで、目測で4-5幅はある。
ところどころ石が隠れてたりしたので、1時間ごとに刃を研ぎながらだから、昼から始めて、夕方までに一幅半を少し超えたくらいしか終わらなかった。


翌日。
この写真の時点で、写っているのはあと一幅くらいだ。
ただ、法面の幅が先に行くほど広くなるので、実際は一幅半くらい残っている。
ずっと左急傾斜を歩くので、ものすごく疲れる。


ずっと斜めのとこを歩いてたら、左足の母指球にマメができてしまった。
霧で濡れた草だから、長靴を履いていた。その長靴の中で蒸れた足が横にずれながら歩いてるから、体重のかかる左足はたまったもんでなかったんだろう。


お口直しに、庭に咲いたピンクのシラー。


ウチの前のウワミズザクラも咲いてきた。


シャクの花も咲いている。


今年はシャクの勢いがいい。
20年近く住んでるが、シャクがこんなに伸びて花が咲きそろったのは、ここでは初めてのような気がする。
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