弱点か、の続き。
サンバートラックのウォーターパイプ交換。
昨日の続き。パイプクランプの塗装が乾いた。
パイプを取り付けて、ホースをつなぐ。
各部に無理がかからないように調整しながらやる。
クーラント入れる前に、ヒーターONを確認。
サンバートラックのクーラント注入口は、ラジエターでなく、助手席下のリザーブタンクにある。
このタンクは、ヒーターからの戻りと、ヒーターオフでサーモスタットが閉じてるときはラジエターのアッパタンクからの戻りを集めて、ヒータのパイプに集めてエンジンに戻しているようだ。ラジエターキャップのとこから右前輪の後ろのリザーブタンクにもつながっていて、圧力変化で右のタンクに吸排水している。
冷却系統に配管がやたら多いのと、リアエンジンとシート下のラジエター、車体先端のヒーターをつなぐ配管経路が長くて高さの差が小さいなどのせいで、サンバーの冷却系統はエアを噛みやすく、きちんとエア抜きしないとオーバーヒートやヒーターが効かないといったトラブルにつながるといわれる。
このへんから雨になったけど、手を抜かずにきちんとやるのだ。
エンジン側のエア抜きは、後のトラップドアというエンジンハッチを開けて、インマニの上のホース。
引っ張り出すと、先端にプラグされたホースがある。これがエア抜きホース。
スッカラカンのリザーブタンク。
ウチは軟水とはいえ井戸水なので、一応希釈済みのクーラントを使うことにする。
濃度は50%。
当地では十分だ。
タンクにゆっくりチョロチョロとクーラントを入れると、時折空気がポコポコ抜けながら入っていく。
急いでドバドバ注ぐと、エアが抜けきれずにトラップされてしまう恐れがあるのだ。
タンクには口までクーラントを入れるが、エアがコポコポ抜けるたびに液面が下がるので、足し続ける。
タンクが落ち着いたら、エア抜きホースのプラグを抜いて、1分ほど開放してエア抜き。
したらまたタンク液面が下がるので、
またクーラントを足す。
整備書ではここでエンジンかけるけど、俺はここまでを何回か繰り返している。
右のリザーブタンクをFにする。
エンジンを始動すると、助手席下のタンクにクーラントが流れる。
ちょっと息をついたりするから、クーラント量に注意し、液面下がったら足す。
エア抜きプラグを抜くと、最初はブジュブジュとエア混じりのクーラントが出る。
数秒でタンク液面がすぐ下がるから、プラグを戻してタンクに補充する。
何度か繰り返すと、クーラントだけが出てくるようになる。そうなったらプラグをクランプして、ホースを戻す。
ヒーターから温風が出るか確認。
よければラジエターキャップを締める。
寒いのでアイドルではなかなか水温が上がらない。
雪スコップをアクセルに載せてアイドルアップ。
2000rpmくらいで回していたら、水温計が真ん中あたりまで上がった。
ラジエターのリターンパイプも熱くなっているのを確認。
エンジンを止めて、十分冷やす。
1時間ほど冷やした。
右のリザーブタンクの液面が下がっていたので補充。
助手席下のタンクにも補充。
これで完了だけど、しばらくは走るごとにクーラントレベルをチェックする。なかなかメンドクサイなサンバー。