今朝も冷え込んで、仕事場の駐車場はツルンツルン。
ちょっとハンドル切ってアクセル踏んだら、簡単に360して、そのまま逆に切ったら今度は反対に360。
フィギュアスケートみたいで楽しい。見ていた同僚が思わず、
「それ、ノンスリ入ってんの?」
と訊いてくるほど、簡単に回っていた。
FFやフルヨンだとこうはいかないし、後輪駆動でもかなりオーバーが強いか、それこそノンスリでも入ってなきゃ、ここまで簡単には回らないだろう。現に、二駆にしたジープでは、こんなに回らない。
俺のサンバーはパートタイム四駆で、普段は後輪駆動で走り、必要に応じて前輪も駆動できる。四駆状態では前後輪の回転差を吸収できないので、乾燥路面で四駆のままタイトターンをすればエンストを招くし、凍結路面の高速カーブでは予測もつかない滑り方をすることがある。直進もしくは脱出発進低速専用の四駆システムだ。
なので、路面が凍結していようと、走れるなら四駆にする必要はないのだ。今朝も後輪駆動で走っていた。
今のサンバーは知らないが、俺のサンバーは、普段はかなりアンダーステアが強い。横風には流されるし、傾斜路では当て舵を切っていないと真っ直ぐ走らない。それでも、ジープほどの超どアンダーではないが。
サンバーのインプレに、横風でふらつく、なんてのがけっこうあるのは、クルマが悪いんじゃなくて、当て舵が遅れているのだ。
そんなサンバーだが、後輪がブレイクすると、逆にかなり強いオーバーステアになってしまう。RRの後輪駆動で、リアオーバーハング、すなわち後輪軸よりも後にエンジンという重量物があるので、スピンを始めたら慣性の勢いが衰えないのだろう。
したがって冬道では、交差点を曲がるときなどに普通にスピンを始めてしまう。スピンは、まさに「ケツが外に流れる」感じなので、乗っていればすぐわかる。
スピンしたら、あわててアクセルを緩めたりブレーキを踏んだりしたら完全に横を向くので、ここはあわてずに、アクセルを緩めず、必要ならさらに踏み込んで、切ったハンドルを少し戻せば立ち直る。この操作を「カウンターステア」とか「逆ハン」などと呼んでいるな。
ケツの出方とカウンターとアクセルのバランスがきちんと取れていれば、カーブを斜めに滑りながら回ることもでき、これを「ドリフト走行」と呼んでいるのだ。ギリギリの状態なので危険だし、公道でわざわざやるべきものじゃないと思うが、危険のないとこで試す機会があれば、自分の車の限界の挙動を把握する一助となるだろう。
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