hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

パース・シティへバスでお出かけ

2006年09月17日 | パース

 

今回は、あえてパースでの定宿を避けてPerth 駅から4kmほどの距離のオージーの知人のアパートメントに泊まることにした。Cityからは外れているので、無料のCATバスは走っておらず、駅までは普通のバスを利用することになる。日本でもそうだが外国ではなおのこと、初めてのところにバスで行くのには不安がある。

到着の12日に、とりあえずの食料、調味料などは近くのスーパーで調達した。また、日本から来た身には寒さがこたえるので、ストーブ、毛布などを持ち込んでもらい、インターネット回線以外の最低限の生活ができる準備はできた。

今日13日はバス利用の練習も兼ねてCityへバスで出かけた。
バスに乗り込み、運転手さんに“City。2 person”と、言うと、“Stand”らしきことを言う。「立ってろ」とは何事か、と怪訝な顔をすると、再度繰り返してから、”Concesson?“と聞いてきた。ConcessionとはWA Seniors Cardか、Health Care Cardを持っている年寄りか障害ある人のことで、私の頭髪の不自由度を見ての質問とみた。
もちろん、断固、”No”と答え、言われたとおり、$1.4を2名分支払った。Concessionだと$0.6である。プリントアウトされたチケットを見ると、「Standard」とある。アクセントが異常に強く、後半が聞こえず(異常なのはおまえの方だ!)、「Stand」と聞こえたのだった。

なお、Conessionチケットは、14歳以下の子どもや、許可されたフルタイムの学生ももらえる。
料金の仕組みは、Perthを中心とする ほぼ円形の9 Zoneに分割されていて、Zoneを何回横切かで料金が上がっていく。また、そのZone内ならバス、電車、フェリーに乗り換え可能で、Zone 1-4は2時間、Zone 5-9は3時間時間内(チケットに印刷される)なら何回でも乗降りでき、短時間で用事を済ませば往復も可能だ。

チケットにある「2 Sections」とはこの仕組みの例外の一つで、1 Zoneにも行かない短い距離の場合に特に安い料金になっている。そのかわり、一方通行で、乗り換えもできない。

Cityに着いてから、Plaza Arcade のTransperth InfoCenterに行って、City へのバスルートと時刻表をもらい、 2 Sectionsの40回分の回数券 MultiRider 40 を $42で購入した。一回、$1.05で、$1.4より、$0.35 しか安くないが、毎回このカードをリーダに通すだけで、チケットを購入する手間が省ける。それに、バスは紙幣を出してもおつりはくれないので、多くの重たいコインを持ち歩く必要がなくなるのが利点だ。

 

  

バス停には名前は書いてない。止まるバスの番号が書いてあるだけである。時刻表や、大きなバス停の看板のルート図には、バス停名として、○○street/△△streetと交差する通りの名前が書いてあるだけである。Perth市内や周辺のバス停は、たいてい写真のような屋根とベンチがあり、ここがバス停とわかりやすいが、もう一つの写真のように棒杭だけがさびしく立っている場合もあり、この場合はとてもバスからは見えない。複数のルートのバスが止まるバス停も多く、手をあげないとバスはそのまま通過してしまうこともある。

  

したがって、降りるときは、通り過ぎる通りの名前を確認して行き、あらかじめ覚えておいた降りるバス停の手前の通りを見てから、ボタンを押して、次のバス停で止めてもらうことになる。始めて行くところは、目立つ目印でもない限り、行き過ぎてから、またバスを拾うか、歩くかして戻る以外ない。これもスローライフと景色でも楽しむしかない。

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オーストラリア・パースへ出発

2006年09月17日 | パース

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4月以来5ヶ月ぶりのパースに来て、インターネットが出来ない環境にいたので、このブログをしばらくアップできなかったが、出発した911日の分から徐々にご報告する。

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911日、嫌な日を出発日に設定してしまったが、結局、とくに何事もなくカンタスQF70便で成田からオーストラリアのパースへ着いた。

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海外旅行傷害保険の約2回分を倹約し、その分で海外旅行傷害保険が充実しているクレジットカードのゴールド会員の年会費にあてている。幸いなことに両者とも、まだ実際に活用したことがないので、海外で実際に何かあったときの対応の差は不明だが、補償額などの両者の表を比較してみても一部に多少の差がある程度だった。このため、ゴールド会員のみ利用可能な成田第二ターミナル2階のエクゼクティブ・ラウンジ2を利用している。食事は出来ないが、飲み物が備えてあり、雑誌もいくつか置いてある。もともとエクゼクティブという柄ではないが、静かなだけで豪華な雰囲気はない。1時間程度の暇つぶしに良く利用している。

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成田のオーストラリア行きのセキュリティ・チェックは英国でのテロ未遂以前と変わっていなかった。ペットボトルも手荷物OKだし、パソコンは一応バックパックから出して、X線検査を受けるが、電池回収騒ぎのDell製なのだが何も言われなかった。きわめてスムーズに短い時間で搭乗口までたどり着いた。

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いつも10時間くらいのフライト中は寝ないで映画を見っぱなしで過ごす。今回はなんと、遠くに小さなスクリーンがあるだけで、映画はやっているのだが、全くみることが出来ない。予約時には機種が767-300となっていたが、実際は767-338だった。カンタスは去年から10回くらい利用しているが、映画が見られないのは始めてである。

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落語はすぐ終わってしまうし、クラシックを1時間ほど聞いていたが、弱音が聞こえず楽しめない。なかなか眠り込めないうちに、脚が痛くなってきた。不自由な脚を持つ身には、カンタスの座席は太ももの膝の部分の裏が痛くなる。

「何が不自由か?つて。 長さだよ。不機嫌なんだから、そんなこと聞くな!」

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なぜ、9・11でWTCは崩壊したか?

2006年09月17日 | 雑学

望月重「ビルはなぜ建っているか なぜ壊れるか」文春新書を読んだ。<o:p></o:p>

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エンパイヤーステートビルにB-25爆撃機が突っ込んだことがあったという。<o:p></o:p>

1945728日、B-25爆撃機がニューヨーク圏に到達したとき、雲は高さ300m以下と低くたれこめていた。マンハッタン上空でビル群の谷間を縫うように飛行していた爆撃機はエンパイヤーステートビルの79階、地上278mの位置に突っ込んだ。飛行機は翼を折られながらも,ビルを横切って反対がわの壁を突き抜け向かいのビルの屋根を突き破って落下した。爆撃機の重さは約11トンでエンパイヤーステートビルは総重量8万トンあり、このときはビルはびくともしなかった。<o:p></o:p>

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2001911日 午前848分、マンハッタン島南端のWTCの北棟の96階から103階の間に、続いて午前96分、南棟87階と93階の間に、それぞれボーイング767旅客機が激突した。<o:p></o:p>

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ボーイング767は重量125トン、時速は900kmB-25は重量約11トン、時速400km<o:p></o:p>

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ボーイング2機の旅客機が搭載していたガソリンはそれぞれ9万リットル。鋼の強度は600℃で半減するが、温度は500から1000℃に達したと想定される。

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WTCの構造設計者レズリー・ロバートソンは、ボーイング707の衝突は想定していた。707は重量119トン、時速290km767の速度は3倍あるので、激突時の運動エネルギーは8から9倍あった。<o:p></o:p>

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結局、建設当時は想定外の衝突エネルギーと燃料の熱でWTCは崩壊した。そして、午前9時前後の激突から南棟の崩壊10時まで、一時間は持ち、この間25千人が退去できたが、2800人の人命が失われた。<o:p></o:p>

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