(記事が途中になってしまったので、図の下から以下がつづきます)
肥満Obesity(病的肥満): BMI 30以上の人口比率(%)<o:p></o:p>
過体重Overweight : BMI 25-30 以上の人口比率(%)<o:p></o:p>
(OECD Health Data 2005, Health at a Glace 2005 )<o:p></o:p>
OECD Health Data 2006でも肥満の数値は2005と大差ありませんが、カナダは、2004年は自己申告から健康調査結果に代わっていて22.4と大きな数値になっています。<o:p></o:p>
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オーストラリアの子ども肥満対策
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オーストラリアの子供の肥満増加率は、世界で一番高く、国としての対策が叫ばれています。<o:p></o:p>
JAMSによるオーストラリア・ニュース(http://news.jams.tv/)によれば、<o:p></o:p>
「連邦政府が発表した新たな国民の肥満問題解決キャンペーンには、両親は子供の前で、チョコレートやポテトチップスなどのジャンクフードを食べないようにし、もしどうしても、食べたかったら、子供が就寝してから食べるなどの配慮をすること、また、子供が、テレビやコンピューターの前に一日2時間以上座らないようにする、などの忠告が盛り込まれている」<o:p></o:p>
「連邦保健相、通信相、教育相は300万ドル、今後10年をかけ、国家の栄養調査を含む反肥満対策計画を開始する予定ですが、野党は、何十年も前に実施されるべきだったと非難している」<o:p></o:p>
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日本の傾向<o:p></o:p>
日本人の食事は急速に洋風化しましたが、米飯中心は保たれていて、脂肪摂取は大幅に伸びてはいません。消費食料エネルギーは上昇していますが、摂取エネルギーは低下しています。その差が無駄に捨てられるエネルギーですが、これが年々増加しています。<o:p></o:p>
それでも、男性は、20歳代を除き、各年齢ともBMIが23の後半で、年々BMIが上昇していて、太りすぎが懸念されます。<o:p></o:p>
女性の20歳代は高度成長期にはじまってBMIが年々低下し、どんどん痩せていって、30歳代、40歳代も10年、あるいは20年遅れて、痩せへの方向に転じています。60歳代に入ると、スリムより食べることに関心が行くのか、肥満となり、糖尿病が男性より多くなります。<o:p></o:p>
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肥満の原因
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人類の祖先はいつ食べ物が手に入るかわからないので、摂取したエネルギーを効率よく体内に取り込み、飢餓にそなえて生存に有利な仕組みを持っていました。これが節約遺伝子で、飽食の時代には過剰栄養によりエネルギーが体内に蓄積して肥満を生じるという説があります。<o:p></o:p>
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肥満はなぜ悪いか<o:p></o:p>