hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

先進国で肥満が問題に。あなたは?(その2)

2006年09月09日 | 世の動向

(記事が途中になってしまったので、図の下から以下がつづきます)

 

肥満Obesity(病的肥満): BMI 30以上の人口比率(%)<o:p></o:p>

過体重Overweight : BMI 25-30 以上の人口比率(%)<o:p></o:p>

OECD Health Data 2005, Health at a Glace 2005 <o:p></o:p>

OECD Health Data 2006でも肥満の数値は2005と大差ありませんが、カナダは、2004年は自己申告から健康調査結果に代わっていて22.4と大きな数値になっています。<o:p></o:p>

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オーストラリアの子ども肥満対策

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オーストラリアの子供の肥満増加率は、世界で一番高く、国としての対策が叫ばれています。<o:p></o:p>

JAMSによるオーストラリア・ニュース(http://news.jams.tv/)によれば、<o:p></o:p>

連邦政府が発表した新たな国民の肥満問題解決キャンペーンには、両親は子供の前で、チョコレートやポテトチップスなどのジャンクフードを食べないようにし、もしどうしても、食べたかったら、子供が就寝してから食べるなどの配慮をすること、また、子供が、テレビやコンピューターの前に一日2時間以上座らないようにする、などの忠告が盛り込まれている」<o:p></o:p>

「連邦保健相、通信相、教育相は300万ドル、今後10年をかけ、国家の栄養調査を含む反肥満対策計画を開始する予定ですが、野党は、何十年も前に実施されるべきだったと非難している」<o:p></o:p>

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日本の傾向<o:p></o:p>

 

日本人の食事は急速に洋風化しましたが、米飯中心は保たれていて、脂肪摂取は大幅に伸びてはいません。消費食料エネルギーは上昇していますが、摂取エネルギーは低下しています。その差が無駄に捨てられるエネルギーですが、これが年々増加しています。<o:p></o:p>

それでも、男性は、20歳代を除き、各年齢ともBMI23の後半で、年々BMIが上昇していて、太りすぎが懸念されます。<o:p></o:p>

女性の20歳代は高度成長期にはじまってBMIが年々低下し、どんどん痩せていって、30歳代、40歳代も10年、あるいは20年遅れて、痩せへの方向に転じています。60歳代に入ると、スリムより食べることに関心が行くのか、肥満となり、糖尿病が男性より多くなります。<o:p></o:p>

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肥満の原因

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人類の祖先はいつ食べ物が手に入るかわからないので、摂取したエネルギーを効率よく体内に取り込み、飢餓にそなえて生存に有利な仕組みを持っていました。これが節約遺伝子で、飽食の時代には過剰栄養によりエネルギーが体内に蓄積して肥満を生じるという説があります。<o:p></o:p>

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肥満はなぜ悪いか<o:p></o:p>

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先進国で肥満が問題に。あなたは?(その1)

2006年09月09日 | 世の動向

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世界中の肥満問題専門家2,500人が集まり、10回国際肥満学国際会議が93日―8日オーストラリア・シドニーで開かれています。世界中で広がる深刻な肥満問題により、人類の歴史の中で初めて、子供が親の世代より短い寿命を持つことになりそうです。<o:p></o:p>

現在、世界人口の約6人に1人が肥満と言われていて、これは全世界で約10億人となるので、世界の栄養失調人口8億人を上回ることになります。

オーストラリアでは、とくに子どもの肥満が深刻です。毎年、1.1%の大人が標準体重から肥満体重に移っていて、これは他の先進諸国とほぼ同じ割合ですが、毎年1.7%の子供が肥満体になっています。これは、米国の3倍、そしてヨーロッパの多くの国の2倍の数値です。<o:p></o:p>

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一方、日本では、若い女性はむしろ痩せてきていますが、男性は歳によらず肥満化へ向かっているので、その予兆はありそうです。<o:p></o:p>

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肥満とは<o:p></o:p>

BMIとはbody mass indexのことで、体重(Kg)を身長(m)で2回割った値です。例えば、70Kg 170cmの人は、70/(1.7*1.7) = 24.2 となります。<o:p></o:p>

世界健康機関(WHO)肥満の定義は、BMIが分布の、85%以上95%未満をoverweight肥満予備軍、95%以上を肥満としています。<o:p></o:p>

日本肥満学会では、新しい肥満判定基準、18.5≦普通<25、 25≦肥満1度<3030≦肥満2度<3535≦肥満3度<4040≦肥満4度 が提案されています。<o:p></o:p>

理想的な肥満度は加齢とともに上昇し、20歳代で2040歳代で2260歳代で26との報告もあります。

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ここで、皆さんのBMIを計算して、肥満とは全く関係なければ、以下は静かな気持ちでお読みいただけます。ちなみに私は23.9ですが、ウエストまわりだけ自覚症状があります。<o:p></o:p>

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各国肥満比べ

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OECD Health Dataによれば、先進国は肥満対策が大きな課題になっています。下の図にあるように、米国は飛び出た肥満大国ですが、英国、オーストラリアといった英語圏の国では半分以上の人が体重過多で、肥満人口比率が高いのが目立っています。日本や韓国の肥満比率が極端に低く、メキシコが高いことから、肥満には、所得より、食生活の影響が大きいのでしょう。

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その2につづく

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