テーブル・ロックとレインボー橋の間にある乗場から遊覧船の霧の乙女号 Maid of the Mist に乗船した。また、エレベーターで崖下に下りて、こんどは青いポンチョを着る。確か1300名ほど乗れる船だ。
上のデッキに急いだが前のほうの船べりは既にいっぱいで、真ん中あたりに陣取った。最初はアメリカ滝の間近に行くので左側と思ったが、カナダ滝の前でくるりと回るので同じこととすいている右側にした。写真は、船に乗り込もうとする青の軍団。
ポンチョは欧米のデカイおじさんも着られるように縦も横も大きいので、階段で裾を踏みアレアレとなる。
カナダ側の崖下には茶色の固形物が固まっている。石灰成分らしい。
まず、アメリカ滝の滝壺の間近に接近する。左舷の青ポンチョ越しでも大雨に降られたようで、写真を撮るたびにカメラを袖口からポンチョの中に入れる。ガイドの人からはタオル持参と聞いた。
ブライダルベール滝の脇の滝壺のすぐ傍にはアメリカ側からの階段があり、黄色いポンチョの一段がビショビショになっているのが見える。
カナダ滝は幅が広く、馬蹄形の真ん中に船が入るので、ただただ目の前は水の壁。というより霧の中。
今度は右舷からアメリカ滝を見て、川の上に突き出た展望タワーの下で回転し、カナダと米国の国境になるレインボー橋を右舷に見て、船着場へ戻る。
レインボー橋は、アメリカへ入国せずに通行するだけでもパスポートが必要になるそうだ。
船を下りたところで、ポンチョを脱いで、そのまま持って帰る人もいたが、ペラペラのポンチョなど邪魔と捨てたが、これが敗因。エレベーターで崖上に出て、建物の外に出ると、かなりな雨が降っていた。あわててかけてバスに戻った。
バスで川沿いのナイアガラ・パークウエイを川下の北へ進み、渦巻きの見えるワール・プール Whirlpool に行く。ゴンドラが渦を下に見ながら峡谷の上を渡って来た。
ボタニカル・ガーデンズという園芸学校と生徒が手入れする世界最大規模の植物園を通りすぎる。カナダでは弁護士、医師などと並んで庭師が高収入だそうで、この学校も数十人の生徒募集に世界中から千人以上の応募があるそうだ。
秒針があるものでは世界最大という、わけの分からない説明の花時計を見て、ホテルに戻り、半日観光は終了した。