hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

プリンス・エドワード島 (4) 赤毛のアンの家

2007年10月13日 | カナダ東部
アンの家(Green Gables緑色の切妻屋根と呼ばれた)の中の細かいところをご紹介する。この家は著者モンゴメリーのいとこ David and Margaret MacNeil の家だが、実際彼女もたびたび訪れたという。中の家具、道具などは当時の物を集めてきて展示してある。

庭側から見た家。正面が入り口で、2階の右側の部屋がアンの部屋。親友のダイアナとの通信に使ったランプがあるが写真では良く見えない。



裏側が出口になっている。白い三角錐状のものは井戸。



入口を入り左手が客間。馬の皮張りのソファーがある。当時農耕用に馬がいて、馬の皮は良く使われた。



隣がダイニングルームで、テーブルにはお客様用でめったに使うことができなかったバラ模様のダイニングセットが並べられている。



クルミ材のサイドボードの後ろの壁紙が目立つが、当時はハエが多く、叩き潰しても目立たない模様にしていたとの説明があった(本当?)。



隣はマシューの部屋で、ベッドのステッキがかけてある。椅子にはチョッキがかけてあり、AGRICURTURIST 農夫との新聞が置いてある。




次の間はキッチンで、中央に大きなストーブがある。これは、湯を沸かし、料理し、アイロンを温め、そしてもちろん部屋を暖めるためのもので、夏でも使用した。奥にウインザーチェアがある。



窓際には花が並び、カップボードの下から3段目の奥にはアンがダイアナに飲ませてしまった赤いイチゴ汁(ラズベリー汁)のビンが置いてある。





ホールへ戻り、階段を登ってすぐのアンの部屋には、右奥の壁に、ついにマシューに買ってもらったパフスリーブの服がかけてある。手前の椅子には孤児院から来て駅のベンチに座っていたときに持っていたカバンが置いてある。ベッドにはマイラに作ってもらった普通の袖の服が置いてある。




左手前には学校でアンの髪の毛をつかんで「ニンジン」と言ったギルバートの頭を殴って粉々になった石版が置いてある。



客用寝室の向かいがマイラの部屋で、メガネや、アンのせいにされた失くしたはずの紫水晶のブローチもわざとらしく置いてある。




隣の裁縫室には私の子供のころのものと変わらないミシンがある。



隣の狭い部屋に立てかけてあるテニスラケットのようなものは、雪の日に靴の下につけるカンジキ。



呼ばれたらすぐ降りていけるように階段のすぐ傍に粗末なベッドの使用人の部屋があった。



コメント
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