hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

プリンス・エドワード島 (3) Green Gables

2007年10月12日 | カナダ東部
赤毛のアン一日観光に参加した。9:30にシャーロットタウンを出発し、16:30頃戻る。ただし、私たちはシャーロットタウンには戻らずキャベンディッシュCavendishのB&Bに1泊した。
途中でジャム&レストランのプリザーブ・カンパニーでロブスターの昼食をとり、その後訪れた場所は、モンゴメリーのお墓、グリーンゲイブルズ郵便局、アンの家(グリーンゲイブルズ・ハウス、恋人の小径、お化けの森)、キャベンディシュ・ビーチ、モンゴメリー生家、グリーンゲイブルズ博物館(銀の森屋敷)、輝く湖水、ケンジントン駅舎である。

このうち、今回はアンの家全体で、次回、アンの家の中を紹介する。次々回と次次々にその他のキャベンディッシュを紹介したい。

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アンの家(屋号のようにGreen Gables緑色の切妻屋根と呼ばれた)は、モンゴメリーの祖父のいとこのディビット・マクニール二世とマーガレット・マクニール、兄妹の住む家、農場でした。モンゴメリー自身はこの家に住んだことはないのですが、周りの林を散策しながら、この農場に親しみ、周囲の林を恋人の小径や、おばけの森と名づけました。
モンゴメリー自身は以下のように書いています。
「アボンリーの大部分はキャベンディシュです。グリーン・ゲレイブルスはディビット・マクニールの家をもとに描きました。しかし、家自体よりも、まわりの環境や景色の描写が中心なのです。私の書いた現実描写の部分は人々の目にもそれとはっきりわかるでしょう」(アンの家で配られた日本語解説文より)
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Visitor Centre で金を払い入場する。料金は季節のよってかなり異なる。




看板の数字 1:Visitor Reception Centre、2:Gift Shop、3:Barn納屋、4:Granary穀物倉、5:Woodshed材木置場、6:Green Gables Houseアンの家、7:Haunted Wood Trailお化けの森、8:Balsam Hollow Trailバルサム樹の窪地トレイル( Lover’s Lane 恋人の小径)

Visitor Reception Centre の中には写真、高価な初版本などの展示と、プリンス・エドワード島紹介の7分ほどのビデオ上映場がある。

17歳(?)と、60歳のモンゴメリー




結婚したときのご主人Macdonald神父の写真



モンゴメリーが使用した極めてシンプルなタイプライタ



左に見える納屋を抜けて、右側のアンの家(写真は裏側)に入る。



途中に置いてある当時の馬車。車輪は鉄でクッションはなく、道も悪かったので、アンが最初にマシューの馬車で駅から家に来たときも相当ゆれたと思われる。



なお、このときに白い花が咲いているリンゴ畑の間を来たと書いてあるが、当時はこのあたりは一面のリンゴ畑だった。その後、病気が発生し全部伐採されてしまった。しかし、今でも野生化したリンゴの木がところどころ見られる。



庭から見たアンの家はいかにも女性好みのかわいい風情だ。2階右側の部屋がアンの部屋で、親友のダイアナとの通信に使ったランプが見える。庭は手入れの行き届いた花が美しい。



アンが恋人の小径 Lover’s Lane と名づけた道は、看板の昔の写真とはだいぶ異なるが、赤い道が木々の緑の映える。この奥に橋などがありBalsam Hollow Trailバルサム樹の窪地トレイルになっていて、20分もかからずに一周できる。




恋人の小径を右にそれたら、そこは牧草地だった。



アンの家の庭から小川を越えて外へ出ると、Haunted Wood Trailお化けの森になる。ここも看板の当時の写真とはだいぶ異なる。そのまま進むと共同墓地などに出る1.6kmの散策道になっている。




モンゴメリー紹介のプレートがあったので、いい加減な訳を以下のご披露する。



LUCY MAUD MONTGOMERY ( 1874-1942 )
世界に名高い作家、Lucy Maud Montgomery はプリンス・エドワード島のNew London に生まれた。母が1876年に死んだ後、母方の祖父母とキャベンディッシュで1911年まで暮らした。結婚後、オンタリオに引越した。キャベンディッシュに住んでいたときに彼女の最初の小説、赤毛のアン Ann of Green Gables (1908 ) を書いた。人気の続編シリーズや、他の評判の小説を続けて出版したが、英語の小説の中でもっとも愛すべき子供の一人であるアンを創造したことにより、Lucy Maud Montgomery の高名が継続、確立したのである。彼女はトロントで亡くなり、キャベンディシュに埋葬されている。

2008年が赤毛のアン出版100周年にあたるので、いろいろな企画が予定されているようだ。

コメント
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