hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

詩仙堂、圓光寺、曼殊院

2007年12月07日 | 観光
京都の北東部にある詩仙堂、圓光寺、曼殊院に行った。

詩仙堂は、徳川家康の元家臣で、漢詩の大家、作庭師の石川丈山の隠居跡で、現在は永平寺の末寺になっている。



石段を登り老梅関の門をくぐると、嘯月楼(しうげつろう)という楼のある建物が見える。



建物の中からしずかに庭を味わっていると、庭に人影が見える。



建物の出入口から出て、左に石垣沿いに行くと、庭に出られた。庭の隅のほうに、丈山の発案といわれる鹿おどしがあった。赤、朱、黄と鮮やかな一本の紅葉がある。



お掃除のおばさんの話では、この木が鮮やかな期間は毎年1週間位しかないという。めぐり合いに感謝。それにしても、大原女の格好でお掃除とはありがたい。長靴は許す。



詩仙堂を出て、北へ100mほど行くと、徳川家康が学校として建てた圓光寺がある。



中には書物出版に使われた日本最古の木製活字が展示されていた。庭園は、「十牛の庭」と呼ばれる紅葉の名所だ。




本堂の前には、竹の筒に耳を当てると水のしたたれる音が響いて聞こえる水琴窟がある。澄んだ、かそけき響きが遠くに消えていく。こんな上品な遊び心を持った日本人を誇りに思ってしまう。



圓光寺を出て、何の変哲もない民家の間を進み、東に曲がって坂を登り、曼殊院の入口に着く。



曼殊院は江戸時代初期の代表的書院建築で、狩野永徳、探幽などの襖絵、障壁画がある。
庭は大変凝ったもので、樹齢400年の五葉の松は鶴をかたどっているという。



紅葉も見事だが、5月初めには霧島つつじが美しいらしい。




曼殊院を出て、叡山本線の修学院駅への途中、鷺森神社(さぎのもり)を通った。ここは紅葉の隠れた名所という。



叡山鉄道の修学院駅の券売機はゲートの中にあり、切符は磁気でなく、バーコード状のものだった。出町柳で乗換え、京阪本線で東福寺へ向かった。



次回は、東福寺から、京都駅へ出て、帰宅まで。

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