京阪本線の東福寺駅を降りて、びっくり。すごい人で、道路は列をつくっていて、ゆっくりしか歩けない。行列に従って南に歩き、中門から東福寺に入る。
東福寺は、藤原道家が東大寺から「東」を、興福寺から「福」をとって東福寺として造営したという。境内にある通天橋は紅葉の名所として有名で、昭和の名作庭家の重森三玲による方丈庭園も八相の庭として有名だ。案内書には、わが国最古の東司、すなわち便所が一度に50人が使え35 m もある巨大なものとあったが、わざわざ見たいとは思わない。
中門を入り、本堂の前に来て、またびっくり。通天橋の入場券を買うため延々と長蛇の列。ここまで来たからにはと、最後尾に並ぶ。
通天橋に入ると左手に黄色の紅葉がある。「開山の聖一国師が宋から伝えた唐楓という黄金色に染まる三つ葉楓」とはこのものなのだろうか。
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あとは、ただただ、見事な紅葉を見ていただきたい。これが有名な通天橋からの渓谷・洗玉澗(せんぎょくかん)の紅葉の眺めだ。
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この間、延々と人の波にただよい、橋を渡って、開山堂に入る。ここでも人の列で、お参りはパス。
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帰りは下から通天橋を見上げる。
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臥雲橋から渓谷・洗玉澗を流れる川を見ると、緋毛氈。
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東福寺の西側の白壁が紅葉によって際立って見えた。
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中門を出て、東福寺駅からJRで京都駅へ出た。昔の京都駅を知るものにとっては、この光景は異常だ。かってあった、駅前の京都タワーの景観論争はいったい何だったのだろうか。
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帰りの新幹線は行きに曇って見られなかった富士山を楽しみにしていて、シャッターチャンスを狙っていた。一枚目は看板が入って失敗。二枚目は鉄塔。何枚目かにようやく成功。
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今回の関西旅行では、ともかく紅葉を堪能した。奥様いわく、「目をつぶると、目の前が真っ赤だわ」。
自宅に帰ってからのこと。庭の木から前の道路や、隣の家の駐車場に限りなく落ちる枯葉を奥様は気にして、毎日2、3度掃いている。木をゆすって一度に葉を落としたがまだまだ残っている。ならばと、塀に登ってまだ赤い葉をむしって、裸にしてしまった。
遠くまでわざわざ紅葉狩りに行って、自宅の紅葉刈りとは、なんたることか。