「Google、mixi、ブログ・・・新しいWeb世界の歩き方」と副題にある、滑川海彦著「ソーシャル・ウェブ入門」技術評論社(2007年5月10日初版)を読んだ。
本書は、Google、mixi、ブログなど新しいWebサービスの始め方の解説でもあるが、全体としてはインターネットの世界がどう変わってきているか、それは何故かを解き明かそうとしている。全体としてバランスが取れていて、説明も分かりやすい。要領よく米国の動向も記述してある。
ただし、Web動向と分析としては、私が軽く読み流せるくらいのものなので、最近の動向に詳しい人には物足りないかもしれない。
まず、Web 2.0 であるが、Google 、Wikipedia などたしかに今までにない形態で急激な発展をしてきたが、紹介されているオライリーの主張を読んでも、これらをくくって、今までと何が違うのかがはっきりしない。
Googleの創立者のペイジとブリンが作った資金獲得のための1枚のプレゼン資料が掲載されている。検索エンジンが入りと出のリンクの差でサイトを評価するPageRank という単純な仕組みであることを明解に示す図で、これから16兆円企業が生まれたかと思うと感慨深い。著者が言うように、もちろん膨大なデータからこの原理を使ってすばやく結果を出すためには、ありとあらゆる高等数学とコンピューティング技術が駆使されているのであるが。
Wikipedia に関しては、集団衆愚に陥らないで群集の英知を発揮できる仕組みとして評価している。一部ユーザの誹謗中傷、虚偽などの排除には、カリスマ性あるリーダーが必要として、Amazonのジェフ・ベゾス、Wikipediaのジンボ・ウェールズなどと並んで2チャンネルの西村博之までが上げられている。著者はあくまで肯定的で楽天的だ。
後半は、Googleの使い方、とくにGmailについて具体的に説明している。また、各種SNSや、ブログとRSSリーダの紹介をしている。
本書は、Google、mixi、ブログなど新しいWebサービスの始め方の解説でもあるが、全体としてはインターネットの世界がどう変わってきているか、それは何故かを解き明かそうとしている。全体としてバランスが取れていて、説明も分かりやすい。要領よく米国の動向も記述してある。
ただし、Web動向と分析としては、私が軽く読み流せるくらいのものなので、最近の動向に詳しい人には物足りないかもしれない。
まず、Web 2.0 であるが、Google 、Wikipedia などたしかに今までにない形態で急激な発展をしてきたが、紹介されているオライリーの主張を読んでも、これらをくくって、今までと何が違うのかがはっきりしない。
Googleの創立者のペイジとブリンが作った資金獲得のための1枚のプレゼン資料が掲載されている。検索エンジンが入りと出のリンクの差でサイトを評価するPageRank という単純な仕組みであることを明解に示す図で、これから16兆円企業が生まれたかと思うと感慨深い。著者が言うように、もちろん膨大なデータからこの原理を使ってすばやく結果を出すためには、ありとあらゆる高等数学とコンピューティング技術が駆使されているのであるが。
Wikipedia に関しては、集団衆愚に陥らないで群集の英知を発揮できる仕組みとして評価している。一部ユーザの誹謗中傷、虚偽などの排除には、カリスマ性あるリーダーが必要として、Amazonのジェフ・ベゾス、Wikipediaのジンボ・ウェールズなどと並んで2チャンネルの西村博之までが上げられている。著者はあくまで肯定的で楽天的だ。
後半は、Googleの使い方、とくにGmailについて具体的に説明している。また、各種SNSや、ブログとRSSリーダの紹介をしている。