今日は、フリータイムの日。日曜日なのでたいていの店は閉まっている。そこで、オルセー美術館へ出かけた。
パリの地下鉄12番線のソルフェリーノSolferino駅で降り、出口2番を出る。セーヌ川の方向に歩けば、数分でオルセー美術館 Musee d’Orsayだ。正面左側の入口は券を買って入る人が長蛇の列だ。
私たちはルーブル美術館でオルセーの前売り券を買ってあるので、右側のガラガラの入口から入る。
中に入って、中央通路を進み、振り返ると時計が見える。オルレアン鉄道の終着駅として建てられた建物らしい。
突き当たりまで行くと、床がガラスになっていて、オペラ座周辺のビルの模型が下に並んでいる。前にはオペラ座の断面模型がある。
まず、印象派、後期印象派n絵を見るために、エスカレータで5階まで上がり、下を見る。
有名な絵が数限りなくあるので、2枚だけ紹介。最初は、私の好きなシスレーの「ポール・マルリの洪水と小船」。同じような絵がもう一枚並んでいるが、こちらの方が明るくて好きだ。
スーラの「サーカス」は点描で描いてある。近づいて接写すると、こうなっていた。
2階に降りて、祝祭の間に入る。旅行者のカップルに写真のシャッターを押してくれと頼まれる。少し離れて、彼らはダンスのポーズで決める。この部屋の中でなかなか絵になる。
私のカメラでも撮ればよかったと後悔し、こんなしょうもないものを撮る。
ガレや、ラリックのガラス工芸品もある。
5階の屋外テラスに出ると、セーヌ川の向こうにルーブルが見える。
遠くにモンマルトルの丘に立つサクレ・クール聖堂に日が当たっている。
下を見ると、このあと乗ることになるセーヌ川の水上バスのバトビュス Batobus の乗場がみえた。
豪華な天井画とシャンデリアのレストランは避けて、屋上テラス脇のカフェでランチにした。時間は2時41分。
くたびれ気味の奥様に配慮して後ろ髪引かれる思いでオルセー美術館を後にした。