三鷹台駅から駅前通りを南へ、三鷹市の「牟礼(むれい)の里公園」を目指す。
登り道で、歩道がない区間もあり、到着したときはずいぶん歩いたような気がしたが、Google Mapで測ると、800m、4分との事、がっくり。
途中、玉川上水にかかる「宮下橋」渡る。
橋の下を覗き込むと、深い所を静かに水が流れている。
1,2分歩くと、東側の崖の上に神社があるらしい。
神社南側の厳しい階段を大木の元へと登る。
神明社は、北条氏綱の家臣・北条綱種(今の高橋姓)が、深大寺城の上杉方の難波田弾正に対抗してこの地に築陣し、芝倉神明社からご神体を1537年に遷霊、鎮座した、と看板にある。
広い境内の奥に拝殿が。時々人が訪れ、二礼二拍手一礼。
聳える大木が時代を感じさせる。
陸軍大将子爵 川村景明書の大きな「戦役記念碑」があった。
裏に日清・日露戦争のこの地域の戦病者の名前が刻まれていた。「明治37年 旅順203高地に於いて戦死」などの刻まれていて、1904年だから120年前。歴史の授業の乃木希典の旅順203高地を思い出す。
さらに古い(?)埴輪もあった。
神社を降りて、三鷹台駅前通りを引き続き南へ行くと、まもなく右手(西側)に目的地「牟礼の里公園」がある。この粋な門をくぐって公園へ入る。
「牟礼の里公園は三鷹の原風景を感じることができる公園で、地域のボランティア団体が樹木の管理・清掃を行っている」との下の看板があった。
三鷹市の地図だから「井の頭公園通り」や、緑色の玉川上水からの道を示している。
「牟礼の里公園」から67m進むと人見街道との変形4差路がある。
公園に入って、芝生の斜面を登ったところが行き止まり。まわりに木々があり、真ん中に広場のある公園だ。
三鷹市の見どころの写真が示されていた。
巳待講(石燈籠)、道しるべ、井の頭弁財天、三木露風墓、仙川公園、山本有三記念館、玉川上水、ジブリ美術館、牟礼の里、都立井の頭恩賜公園だ。
公園に入って、左に進む。
右手に芝生の斜面が広がる。
ゆるやかな斜面を登ると、木々が並んでいる。その向こうは生産緑地。
下を眺めながらのんびりするのも良いかも。以前来たときは子供たちが駆け回っていて、眺めているだけで癒されたが、今日は私一人。
奥(西側)の階段を降りて、ぐるりとゆっくり回って来て5分程かな。
帰りがけに、神明社の下の「三鷹消防署牟礼出張所」をちらり。
北側の側面に、16mの高さの寸法付の訓練用壁があった。消防署員の方、ご苦労様です。