昨日の長男の熱中症が気になり、予定した健康診断が終わり帰宅後直ぐに電話して様子を聞いた。嫁さんが出て来て、長男は今日は休暇をとった、1日明けても手の震えが止まらないので近所の町医者に診て貰ったと言う。彼は何とかなってる大丈夫と私に心配させないよう無難に答えた。しかし、嫁さんが割って入り昨夜眠れなかったようだ、手の震えが止まらないのが心配と訴えた。
私は息子に納得するまで医者を変えて診て貰えと助言した。その時急に思い出して会社勤め時代の教訓を伝えた。自分の健康は何より大事、頑張って仕事をして健康を害しても会社は面倒を見ない、自分の健康は自己責任だと、かつて職場の上司に言われた教えを紹介した。彼が夜寝るのを惜しんで仕事をし、疲労が溜っていたのが熱中症になった原因の一つと嫁さんは心配していた。彼女はつい最近父君を無くしたばかりだ。
10年余り前に早期退職した時の私の思いだった「子は親より先に死んではいけない」を我が家の家訓にする、今日その家訓を長男に引き継ぐと電話で勝手に宣言した。私の祖父は25歳、父は55歳で死に、残された祖母や母は長く大変な難儀をして子供達を育てた。だが、2代続けて男が早死にすると残された家族の苦労は精神的だけでなく、一族が経済的に衰えて行くことになると言った。
仕事で成功しても早死にしたら何の意味もないぞと言うと、一応分かったと返事が返って来た。私が彼の年齢の頃は全く分かっていなかったので、彼が本当に分かったのか心配だった。私たち家族は熱中症そのものより、熱中症を引き起こした要因を心配した。
米国に単身赴任した時私は腹を決め、物事の優先順位は1)自分の健康health、2)family家族、3)people従業員だと言い、その後にビジネスが来ると見栄を切った。正直言うと後半に経営悪化しリストラをやらざる得なくなり嘘をついたことになった。だが、それでも自分を大事にすることが家族の為になるし、健康でいることで正しいビジネス判断が出来ると割り切ってやった。
長男はまだ体力が回復してないせいか初めて聞く家訓に同意したが、体力が回復し仕事にのめりこむと忘れてしまいそうだ。時々新たな家訓を思い出させてやるのが我々の責任になりそうだ。■
私は息子に納得するまで医者を変えて診て貰えと助言した。その時急に思い出して会社勤め時代の教訓を伝えた。自分の健康は何より大事、頑張って仕事をして健康を害しても会社は面倒を見ない、自分の健康は自己責任だと、かつて職場の上司に言われた教えを紹介した。彼が夜寝るのを惜しんで仕事をし、疲労が溜っていたのが熱中症になった原因の一つと嫁さんは心配していた。彼女はつい最近父君を無くしたばかりだ。
10年余り前に早期退職した時の私の思いだった「子は親より先に死んではいけない」を我が家の家訓にする、今日その家訓を長男に引き継ぐと電話で勝手に宣言した。私の祖父は25歳、父は55歳で死に、残された祖母や母は長く大変な難儀をして子供達を育てた。だが、2代続けて男が早死にすると残された家族の苦労は精神的だけでなく、一族が経済的に衰えて行くことになると言った。
仕事で成功しても早死にしたら何の意味もないぞと言うと、一応分かったと返事が返って来た。私が彼の年齢の頃は全く分かっていなかったので、彼が本当に分かったのか心配だった。私たち家族は熱中症そのものより、熱中症を引き起こした要因を心配した。
米国に単身赴任した時私は腹を決め、物事の優先順位は1)自分の健康health、2)family家族、3)people従業員だと言い、その後にビジネスが来ると見栄を切った。正直言うと後半に経営悪化しリストラをやらざる得なくなり嘘をついたことになった。だが、それでも自分を大事にすることが家族の為になるし、健康でいることで正しいビジネス判断が出来ると割り切ってやった。
長男はまだ体力が回復してないせいか初めて聞く家訓に同意したが、体力が回復し仕事にのめりこむと忘れてしまいそうだ。時々新たな家訓を思い出させてやるのが我々の責任になりそうだ。■