80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

ディーゼル特急「しなの」の火入れ

2022-11-21 01:36:32 | 中央西線方面
この週末はスイスの電車を仕上げなければ・・・と思いながら、やっぱり違うものに手を出してしまいました。

エンドウのキハ181系10両です。友人の形見シリーズで、これも譲り受けてから長らく手付かずになっていたもの。こんどの運転会で走らせようかと思い、1971年頃を想定した中央西線のディーゼル特急「しなの」に仕立てるべく“火入れ”(付属品の取り付けやインレタ貼りなど)を行いました。



製造が2004年といささか古いので付属のインレタは使わず、くろま屋のメタル銀インレタ(No.2003)を使いました。シブく1とか2とかヒトケタ番号を付けたかったのですが、この製品は量産車をプロトタイプにしているとのことで、20番代とか40番代の大きな番号になったのはチト残念。



編成は基本7両、増結3両の10両で、基本編成にはキロとキサシが組み込まれます。動力車は2両で、増結だけで走ることはないので両方とも基本の方に組み込んであります。3両入る先頭車(キハ181)のうち名古屋方の1両だけはシートの向きを転換しました。車体を開けたついでに、写真用紙にプリントした「しなの」のヘッドマークを入れてあります。ちなみに灯火類は電球なので、せめてヘッドマークだけでも白色LEDに交換したいところです。



側面方向幕と種別、愛称、号車札はすべてPCで自作したものを入れましたが、状況が分かる実車写真が見つからなかったので、一般的な特急、急行のサイン類に準じたデザインで作ってあります。そして今回も迷ったのが列車種別と列車名(愛称)サボの順番です。以前勉強したとおり、「基準駅に近い方が種別、遠い方が愛称」という規定に従うならば中央線の基準駅は東京駅で、これは恐らく東線でも西線でも同じはずなのですが・・・。



いろいろネットを徘徊してみると、例えば381系の「しなの」あたりはどうも逆になっているようにも見え自信がもてません。結局、客車時代の急行「きそ」の鮮明な写真が見つかり原則通りであることが確認できたので、愛称板はすべて名古屋寄に入れることにしたのですが、このように中間のキハ180ではすべて非デッキ側にきてしまうので本当にそれで良かったのかどうかモヤモヤしています。。



ユーザー取付となる金属パーツはワイパーと乗務員ステップです。ワイパーはいいとして乗務員ステップがクセモノで、そのまま付けると見事に台車に当たってしまいます。まさかこのまま取り付けてディスプレイモデルというわけにもいきますまい。



当たるといっても台車先端についている円筒形の出っ張り(この時代セラジェットは無いのでフランジ塗油器用の油壷か何か??)と当たる程度なので、乗務員ステップの片側を首の皮1枚くらいまでカットしてクリアランスを確保しました。台車側も削れば完璧ですが、デザインが損なわれてしまうのを嫌ってステップだけにとどめました。



おかげでこのくらいは回転するようになりました。恐らく当たってはいるのでしょうが、台車と床板が完全に絶縁されているのか、ショートはしないようです。



ちょっと試行錯誤が多くてまだ半分以上の車両が手付かずで残ってしまいました。今週は水曜にも休みがあるのでなんとか挽回して運転会に間に合わせたいところ。いやあそれにしても181系気動車は重厚でかっこいいですね。大馬力エンジンの咆哮が蘇ってきます。



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12系客車揃う

2021-11-05 17:26:39 | 中央西線方面
急行「ちくま」用の座席車として集めていたKATOの12系7両(オハ4両・スハフ3両)が予想を上回る爆速で揃いました。内訳は手持ち1、Assy組立て3、メルカリ1、お仲間からの移籍2という陣容。



オハ12×2両を廉価でお譲りいただいたMr.U氏に感謝です。で、車両のコンディションは良好なのですが片側の窓が2か所ずつ開いています。



もちろんこれは承知のうえでお譲りいただいたのですが、冬の信濃路は寒いのでぜひとも閉めておきたいところ。笑



てっきり前々オーナーが改造したものと思っていましたが、窓ガラスを取り出してみると開口部の切り口は奇麗で元からの「窓開きパーツ」のようです。スハ43系に付属しているのは有名ですが12系にもあったとは初耳。調べてみると某オークションの出品履歴にスハフ12窓ガラスセットとして写真が出ていて、KATOの通販サイトでも1-502A2という型番が確認できました。恐らくオハ用もあったのでしょう。



あいにくユニットサッシのハンパもんの手持ちがありませんので現物を改造して強引に窓を閉めます。見にくいですが下段と中段のサッシの内側にカッターを入れ、左右も糸鋸で中段の位置まで切り込みを入れたところです。下段窓を折り取り、サッシ枠だけ残して削り取ったあとに下段用のガラスを新たに入れようという魂胆ですが・・・。



作業中に他のサッシの銀色が剥げそうなので、結局上段窓ごと切り取って作業することにしました。ちなみに下段窓用の透明セルはカジュアルシャツの襟の内側に入っていたものを使ったので材料費ゼロ円。



車体への取付はまず上段窓と下段サッシを少量のGPクリアで接着。下段サッシは元々窓の途中で固定されていたので、サッシ枠のRに合わせて両サイドを削っておきます。意外とイケそう。



開口部にぴったり合うように微調整した下段窓をやはり少量のGPクリアで接着すれば完成。画面中央の窓がそれですが遠目には分からないでしょ?



でも上から見るとこのとおり。プラの厚みが無くなったせいで下サッシの断面が丸見えに!奥行き方向も丁寧に削っておかないとな・・・と学習しました。残り3個がんばります。



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ナハネフ23の就活

2021-10-23 01:12:06 | 中央西線方面
なかなか再生産されないKATOの20系に業を煮やし、ナハネ20の改造タネ車として4本買い込んだナハネフ23のAssyボディ。1両だけ改造してほったらかしにしていた矢先の再生産。一気に意気消沈してこのままジャンクBOX行きかと思われたのですが、さすがにそれはしのびないのでこのたび全車の就職先を決めました。



1両は「寝台特急はやぶさ」の基本編成のナハネフ23と差し替えられるようナハネフ21に改造します。窓はもちろんドア位置も違うためかなりの大改造になりますが、あるウルトラCを使って化かすことを企てています。うまくいったらおなぐさみ。

残りの3両は12系座席車とつなげて「急行ちくま」(大阪~長野)に仕立てることにしました。1両はそのままナハネフ23として組み立て、改造中の1両と未改造の1両はともにナハネ20の1000番台と2000番台にそれぞれ改造します。もともと改造中の1両は「はやぶさ」に入れる予定でしたが、こちらには完成品を追加購入してハネをオール完成品に統一する予定。


で、相方の12系座席車ですが、「急行日南」用のカツミ製はありますが方向幕をすべて日南にしてしまったのと、中途半端に1両だけKATOのオハ12がころがっているので、安価ながら出来の良いKATOでもう1本揃えよ~♪という暴挙に出ました。何が暴挙って、いまほとんど市場在庫がありません。。



そもそもこのオハ12、友人からの譲り受け品なのですが、久しぶりに見たら、あれ?車輪が1個無いし汚物タンクも削り取られてるよ・・・?



そしてこれも初めて気づいたのですがデッキに近い片側のボックスシートが撤去されています。ううむ、これは何かに改造しようとしたのか、はたまた踏んづけて車輪、汚物タンク、片側のシートだけ飛んだのか(そりゃないw)。まあ全体的には美品なので手を入れれば復活は容易かと思われます。



そしてこちらメルカリでうまいこと手に入れたスハフ12。こちらは正真正銘の美品です。



なんでも「急行ちくま」には7両の座席車がついていたそうで、これではまだ7分の5しか確保できていません。もう少し待てばまた12系も再生産されそうですが、欲しいとなったらすぐに揃えたいのがモデラーのサガ。方々の模型店にAssyパーツの注文を飛ばし、とりあえずスハフ12 2両とオハ12 1両は完成品相当のものが出来る見通しが立ちました。残るはオハ12が2両。さぁて再生産かかる前にゲットなるか。。



ということで、またこの手の仕掛り品箱が増えました。なんか最近客車で散財しまくっていていささか自己嫌悪。でも客車列車とりわけ夜行列車ってロマンですよね。しばらくは客車三昧の日々が続きそうです。



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