80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

591系高速試験電車の製作(1)(型紙作図とM2車下まわりの仮組み)

2019-01-20 01:05:04 | 東北方面
591系高速試験電車着工しました。

形式図をベースに、ネット検索で引っ掛かった写真や図面を総動員して寸法を割り出します。それでも車体断面については決定打がなかったので、すそ絞りラインを少しいじっただけで古いTMS(1975年4月号)に掲載された381系の折込設計図の断面をほぼそのまま採用しました。




Wordで作成した断面図。プリントして切り抜き、車体の展開寸法を計測したあとはそのまま妻板として使います。




車体は側板と屋根を一体で作るペーパールーフ。こちらもWordで作図しています。すその絞り量が大きいため、窓下寸法を本来の窓高さよりわずかに(0.25mm)足しています。




下まわりも中間M2車だけ作ってみました。この中間車を両台車駆動の動力車とするため、ボギーセンター間10.5m(模型寸法131.25mm)しかない車体に果たしてMP動力がうまく組み込めるのか早く確認したかったからです。t0.8×w30mm真鍮板を写真のような形に切り出しましたが、事前検討でユニバーサルジョイントのスパンがほとんど取れないことがわかっていたので、車体長を2mm延長し、かつ、センターピン位置も連結面の中心ではなく少し外側になるように設計することで、ボギーセンター間に+3mmの余裕を稼ぎ出しました。




台車は試験車だけあって何やらゴチャゴチャいろいろなものが付いているようですが、基本的な構造は381系の自然振り子台車に受け継がれているものと想像し、素直に日光モデルのDT42を使うことを考えていました。この台車のWBは2300mm(模型28.5mm)です。




ところが図面をよく見るとWBが2300mmなのはMc1車の先頭寄りだけで、その他はすべて2100mm(模型26mm)となっていました。このくらいの差は無視してもいいのですが、せっかく稼ぎ出した3mmの余裕が相殺されては面白くないので、WB26mmでなんとなく似ている台車・・・枕バネ周辺が適度にゴチャついている台車を探したところ、DT39という台車が使えそうなのでエンドウのものを求め、中間の動力台車のみこちらを使うことにしました。キハ65用の台車です。




EN-22モーターとともに仮組みしてみます。直線では収まってますが曲線ではいかに・・・?




ユニトラックの小型ポイントに乗せてそのまま裏返したのがこの写真。ま、これならなんとかいけるでしょう。試験走行させれば一発でわかるのですが、センターピンに隣の車両を乗せ掛ける関係上、通常のラグ板を使った配線ができないので、集電・配線方法が決まるまで走行試験はおあずけです。




ためしにM2車を窓抜きしてみました。めちゃ小さいです。Bトレか!ってぐらい短いです。(笑)




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コメント (8)
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