80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

コキ10000を5500に改造する(1)

2019-01-09 02:20:25 | 東北方面
ここしばらく日のある時間に工作時間が取れないので塗装モノがペンディングになっています。その代わり机上でできる工作を進めています。

KATOのコキ10000系コンテナ貨車と18Dコンテナが出番なく押入れの肥やしになってしまっているので、サイズが同じコキ5500に改造してJR発足直後頃の姿に仕立てることにしました。ゆくゆくはタキ1900などとともにED77が牽く磐越西線のカモレに充当する予定ですがカマがいつできることやら・・・。

さてこのコキ10000ですが、この写真でもはっきりわかるように台枠が激しく反ってしまっています。発泡スチロールがきつすぎるのが原因かと思えばどうも違うようで。。




箱から出してもこのとおり、特に台枠両端が反り上がっています。KATOのコンテナにはウェイトが内蔵されていて重いので、それも反りに拍車をかける一因となっているようです。




コキ5500化とは直接関係ありませんが、このままだと格好悪いので、まずは台枠の矯正から始めることにしました。最初、反りが大きい両端だけ台枠の内側に真鍮帯板を貼り付けて矯正することを考えましたが、そのスペースに入るような帯材では柔らかすぎて矯正効果が出ないことがわかったので、2×5mmの真鍮チャンネル材の手持ちがあるのでそれを台枠裏側の全長にわたって貼り付けることにしました。端部は反対方向に少し曲げてPC桁のようにテンションをかけておきます。




台枠は裏面は高さが一様でないため、端部の薄い部分にはt0.5mmとt0.3mmプラ板を重ねて厚さを増し、逆に少し高い枕バリ部分は削って高さを合わせました。




チャンネル材は台車センターピン台座部分を避けるように穴を開けて落とし込み、M2ネジとナットで台枠に固定しました。




台車は手持ちのエンドウのTR63を使いますが、多くが片押し式ブレーキのTR63Fに改造されているようなので、模型でも外側のブレーキシューと引き棒をカットし、さらにフレーム両端も少しカットしてTR63Fのシルエットに近付けました。




もともとWBが短く小さな台車がさらに小さくなり、やや損した気分がしないでもありません。(笑)




事前に計測したところ、元のセンターピン台座に直接台車を取り付けると高さがピッタリ合うことがわかっていたので、安定のためのワッシャを1枚入れるために少しだけ削り、手持ちの復元バネ入り段付きセンターピンで台車を取り付けました。




右が矯正前、左が矯正後です。真っすぐになったことがわかるかと思います。




18Dコンテナは同じKATO製でもコキ100系用に設計されているためそのままでは載せられません。コンテナ側の緊締装置をカットすることにしました。




しかしカットしただけではだめで、底蓋も一部を削ってやっと載せることができました。




あまり長編成を牽かせるつもりはないため、安定性重視で15gのウェイトを底蓋に貼り付けました。




あとはコイツで塗装すれば出来あがり。当面4両ほど改造する予定です。いいですなぁ新旧コンテナの混載♪




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コメント (4)
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