手始めにミニサイズの中間動力車(M2)を組み立ててみます。内貼りは厚手の#400スノーマット紙で、作業しやすいように絞りのある腰部と窓から上を分けて貼ります。
すそ絞りがきついため、車体を治具(いさみや方眼紙で作ったレール面からの高さゲージ)に乗せて下部補強材の取り付け位置を現物合わせで求めます。
いつも通り3×3mmヒノキ材で補強。
妻板を貼り合わせて箱にし、さらに車端部にはこのように横梁状の紙帯を接着します。接着剤が乾いたら・・・
貫通路の下側をニッパーでカットします。ここに連接台車のボルスター部が収まります。最初に切ってしまうと妻板を接着する時に左右から力をかけられなくなってしまうためこのような手順としました。
車体を被せるとこんな感じになります。
続いて下まわりを作ります。このM2車はMを名乗っていますが床下はスカスカで、トイレと洗面台が2か所ずつあるため大きな水タンクとトイレ流し管、冷房装置、汚物処理装置程度しか積まれていません。流し管と汚物処理装置が同居しているのが解せませんが、1970年代頃からトイレの近代化が進んだので試験的な設置だったのかも知れません。あるいは流し管に近い第3台車の“黄害”がひどく試験にならないので後付けした・・・のかも?黄色い話題でどうもスミマセン。。模型の方はエコーの流し管とTOMIXの別売パーツの汚物タンクをとりあえず取り付けてみました。水タンクの場所にはモーターが居座っているのでこれを水タンクに見立てます。冷房装置はハコモノなので他車の床下機器と一緒に作ることにします。あとモーターから両台車に向けて集電用の配線をのばしてあります。
その配線の先には燐青銅板の接点を取り付け、ボルスター上面に当てて集電します。センターピンにはMc車を乗せかけるため、通常のラグ板を使った配線ができないための措置。
床下にウェイトを積むとスカスカ感が出ないので床上に積みます。CN-16モーター用の小ぶりのものを使います。片側はトイレに隠せるのですが、反対側は隠し場所がないので板オモリを切って床上に接着しようと考えたのですが、いや待てよ・・・?
じゃーん!車端部の機器室っぽいスペースにすっぽりと収まりました!!
外から見た感じも違和感ナシ♪というか幌付けて連結してしまえば貫通路の奥はほとんど見えないのでノープロブレムです。
かくしてM2車の鋼体と下まわりが出来ました。台車と車体下部が接触していますがこれは想定内。本来は車体側に付くべき枕バネやボルスタアンカが台車枠と一体になっているため背が高いのです。これは後で台車側を削って調整することにします。
さっそく試運転。懸念されたユニバーサルジョイントの引っ掛かりや異音はなく極めて快調なので安心しました。燐青銅板を介したボルスターからの集電も良好。接触不良によるギクシャクや火花の発生などは見られませんでした。
高速試験電車のキモである「走り」がまずクリアできたので、次回からは特徴あるMc1、Mc3車の製作に入っていきたいと思います。
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いつも通り3×3mmヒノキ材で補強。
妻板を貼り合わせて箱にし、さらに車端部にはこのように横梁状の紙帯を接着します。接着剤が乾いたら・・・
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車体を被せるとこんな感じになります。
続いて下まわりを作ります。このM2車はMを名乗っていますが床下はスカスカで、トイレと洗面台が2か所ずつあるため大きな水タンクとトイレ流し管、冷房装置、汚物処理装置程度しか積まれていません。流し管と汚物処理装置が同居しているのが解せませんが、1970年代頃からトイレの近代化が進んだので試験的な設置だったのかも知れません。あるいは流し管に近い第3台車の“黄害”がひどく試験にならないので後付けした・・・のかも?黄色い話題でどうもスミマセン。。模型の方はエコーの流し管とTOMIXの別売パーツの汚物タンクをとりあえず取り付けてみました。水タンクの場所にはモーターが居座っているのでこれを水タンクに見立てます。冷房装置はハコモノなので他車の床下機器と一緒に作ることにします。あとモーターから両台車に向けて集電用の配線をのばしてあります。
その配線の先には燐青銅板の接点を取り付け、ボルスター上面に当てて集電します。センターピンにはMc車を乗せかけるため、通常のラグ板を使った配線ができないための措置。
床下にウェイトを積むとスカスカ感が出ないので床上に積みます。CN-16モーター用の小ぶりのものを使います。片側はトイレに隠せるのですが、反対側は隠し場所がないので板オモリを切って床上に接着しようと考えたのですが、いや待てよ・・・?
じゃーん!車端部の機器室っぽいスペースにすっぽりと収まりました!!
外から見た感じも違和感ナシ♪というか幌付けて連結してしまえば貫通路の奥はほとんど見えないのでノープロブレムです。
かくしてM2車の鋼体と下まわりが出来ました。台車と車体下部が接触していますがこれは想定内。本来は車体側に付くべき枕バネやボルスタアンカが台車枠と一体になっているため背が高いのです。これは後で台車側を削って調整することにします。
さっそく試運転。懸念されたユニバーサルジョイントの引っ掛かりや異音はなく極めて快調なので安心しました。燐青銅板を介したボルスターからの集電も良好。接触不良によるギクシャクや火花の発生などは見られませんでした。
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