80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

スイスの低床電車を作る(2)

2020-11-27 10:11:59 | 海外
この電車は乗務員室以外のすべての窓が固定窓です。Hゴムより武骨な押さえゴムで色差しだけでは不十分と判断。シール紙を貼り重ねて表現することにします。数字は窓幅で、最初「A車の1番目」などと書いたものの分かりにくいので寸法そのものを記入しました。模型化寸法を書いた図面を見ながら貼っていけばいいのでラクです。切り抜きの時に見やすいよう着色し、失敗用の予備を1~2個入れてあります。



丸刀で角を落とし・・・



貼り込みます。 ・・・が、曲がらないように貼るだけで一苦労。紙との相性がいいのか軽く押さえただけでペタっと貼り付くので、慣れるまでは予備をかなり消費しました。。



窓をくり抜きます。普通のカッター刃ではシール紙がズレやすいので、刃厚0.25mmの「特専黒刃」が久しぶりに活躍しています。凹凸が分かりやすいような角度で撮ってみましたが紙のケバの方が目立つような・・・(汗)。まあこの程度にとどめた方がくどくなくていいでしょう。作業中の剥がれ防止と後々の研磨修正のため、断面に少量の瞬着を浸み込ませてあります。



ドアの押さえゴムもスジ掘りでざっくり表現しておきました。



屋上機器カバーには、エアコンなど、吸気放熱が必要な場所にスリットが設けられています。いわゆる「網」とも違うので、何か適当な素材がないか探して見つけたのがこちら、ファインモールドから発売されている「メタルメッシュ長方形・0609」(品番AE-07)です。ステンレスエッチングの細密メッシュで、名前のとおり0.6×0.9mmの長方形の穴が綺麗に並んでいます。



これを横にして使います。イイ感じですがちょっとスケスケ過ぎ感が・・・。実車は縦方向のスリットの数が2倍ぐらいあります。さてどうしたものか・・・。



2倍なら2枚重ねでどう? ん~1枚よりずっとイイ感じですが、これを38組作るのかと思うと以下略。。



ということで実験的に中間車の側板1枚ができ上りました。シール紙の手間をどう見るかですがサッシがないのはラクといえばラク。室内がよく見えるのでシートとフィギュアは必須かな~(ニンマリ)などと、相変わらずはるか彼方の妄想にひたっている次第です。



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コメント (2)
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