80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

スイスの低床電車を作る(19)

2021-02-13 21:08:33 | 海外
屋上機器もいよいよ追い込みに入りました。空気関係の機器を作っていきます。

おなじみ実車の俯瞰写真。中間車の連結面寄りをアップにしています。手前にエアタンク2本と、その間に何やら踏み台のような台が見えます。この台の脚の形状と、台の下に隠されているものが知りたくて思いっきり白飛びさせてみましたが、結局台の下はカラッポのようです。そして隣(奥)に横たわっている箱はどうやらコンプレッサーのようです。エアタンクと踏み台は各車に1セットずつ、そしてコンプは中間車のみに2台積まれています。

(Yves Mamin氏のYouTube動画 “AB | Appenzeller Bahnen | Automotrices ABe 4/12 1001 - 1005” より)


エアタンクは一見すると同じに見えますが、よく見ると奥側の方がやや小さいようなので、大きい方にエンドウの「各種タンクセット」の中サイズのものを、そして小さい方はエコーの「小型電車用エアタンク」を使うことにしました。



踏み台の脚はまるでスイスお得意の石積みの橋を模したような優雅なアーチを描いているので、これもφ6mmの事務用パンチで抜いてからU字に仕上げました。上面にはファインモールドのメタルプレート(縞鋼板)を貼ってあります。



コンプレッサー(と思われるもの)は本体をペーパーで組み、両サイドにt1.0イラストボードを貼り重ねてそれらしく見せました。両方の妻面はルーバー状になっているように見えるのでエバーグリーンの波板を貼ってあります。2本並んで黒く見えるものは除湿器(らしい)で、プラ完成品の付属パーツから切り出したものです。



品番を見たらKATOの165系のランナーパーツでした。カプラー固定用の「何か」だったと記憶。とにかく大量に余ってます。(笑)



例によって仮に置いてみましょう。よしココも決まった!



ところで最近、STADLER社製の兄弟車の動画を観てて発見したのですが、踏み台の下になんともう1本エアタンクが収まっていました。一見無意味に見える優雅なアーチはタンクに合わせた共通設計ということのようです。ていうか、そもそもこの踏み台は何なのか気になりますね。縞鋼板が貼ってあるという事は踏んでもいい=ランボード・・・なの?

(Yves Mamin氏のYouTube動画 “TRAVYS, Yverdon - Sainte-Croix. Rames automotrices Be 4/4 - AB - Be 4/4 3001 à 3006” より)


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コメント (4)
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