80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

横軽で鉄分補給

2016-05-09 10:48:11 | 信州全般方面
こんにちは。GW最終日の8日、好天に誘われて軽井沢方面へ遠征して参りました。目的は「沢屋」のジャムを買うこと、そして模型製作のマインドを高めるための鉄分補給です。(^^ゞ



渋滞を避けるため早朝5時に自宅を出て7時半には軽井沢駅近くの駐車場に到着。気温11℃で快晴。気分は高まる一方でしたが写真を撮ろうとして大失態発覚!なんとデジカメにSDカードが入ってないよー!!!前の晩にブログを書こうとしてPCに挿入したまんま忘れてきてしまったのでした。あぁなんてこった・・・。スマホは持ってるけどコンデジに比べたら機動力ないしバッテリーも減るだろうし。。

駅前のレンタサイクル店が8時から店を開けて準備を始めたのでさっそく自転車を借り出し、もしやと期待しながら駅近くのコンビニへ行ってみると売ってましたSDカード!量販店に比べると高いけど千円でお釣りがくる程度なら我慢しましょう。かくして出撃準備OK。今回は今まであまり回ったことのなかった南軽井沢方面へ自転車を走らせました。浅間山もこのとおり青空を背景にどっしりとその雄姿を見せつけています。ちなみに目を凝らしても電車走ってませんよ♪(笑)




軽井沢駅前へ戻り駅周辺をぶらぶら。新幹線乗り入れ後の軽井沢駅構内というのをあまりまじまじと見たことがなかったのですが、しなの鉄道が使っている部分以外の旧駅構内は、まだかなりの施設が手つかずのまま残っているんですね。ホームに草は生えているものの、少し整備すればイベントスペースとか、(旧)軽井沢駅舎記念館のアネックス的な活用もできそうで、なんかもったいないなあと感じました。




その「(旧)軽井沢駅舎記念館」。今回は時間があるので中へ入ってみることにしました。入館料は大人200円と良心的。1階は横軽や草軽電鉄関係の歴史資料の展示スペースになっています。2階は当時の貴賓室が復元され、明治・大正・昭和の要人がかけたであろうソファーに座ることもできます。
それらをひと通り見学したあと、本日の第一の目的地である屋外展示場へ出ました。旧1番線ホーム跡にEF63 2やEC40やクモハ169-6などが静態保存されています。しな鉄ホームには観光電車「ろくもん」が。。




多くのファンはロクサンを見に来るのでしょうがワタシの目的はこいつ一択!(笑)ロクサンとの協調運転で横軽を超えた169系の生き残り、クモハ169-6です。一部のドア部分で塗装剥離が進んで痛々しい姿になっていますが、全体的にみた保存状態は良好です。模型製作上必要な情報はすでに十分揃っているのですが、KATOの165系を169系化するプロジェクトがこのままお蔵入りにならないよう「喝」を入れるためにじっくり観察することにします。




管理人さんの「見るだけでなく実際に手で触れてみてください」というお言葉に甘え(しかもかなり拡大解釈)、ちょっと興味のあったヒューズボックスの中をのぞかせていただきました。これは「MF」と書かれた親ヒューズ。発煙筒かダイナマイトかというような太い50Aヒューズが収まっていました。迫力ありすぎて生ツバごくり状態です。。




「給水」と書かれた箱。バラエティーの世界では「“押すな”は“押せ”」というフリの鉄則があるようですが、ここは素直に「おす」を押してみると・・・




給水口(^^ゞ 丸っこいポッチを押すとロックが外れてフタが開くというシンプルなものでした。




う~ん、これは・・・「9」の位置が残念なことになってる。。165系のインレタを流用したりすると発生する凡ミスですが実車でこういうのは初めて見ましたよ(笑)。昔は職人さんの手書きでしたが今はたぶんカッティングシートかなんかですよね?よく見ると「積」が右下がりだったり「屋代工」も歪んでたりで。。記念館の人かボランティアさんあたりが貼ったのかな?(^^;




協調運転の心臓、界磁短絡接触器「FKB」。ホーム側の床下機器もすき間に手を突っ込んで撮りました。この人もうほとんど重症・・・




小一時間楽しく見学したあとは軽井沢でセレブなランチを♪


などという頭はまったくなく、第二の目的地であるR58号沿いの「沢屋」さんへ立ち寄ってジャムを購入したあとは、すぐに碓氷バイパスを下って横川へ向かいました。横軽エリアでランチといえば峠の釜めしを置いて右に出るものはありません。「おぎのや」ドライブインで腹ごしらえをし、横川駅へ向ってみるとやや!?こげ茶色の客車がズラリ!しかも先頭では煙が出てるよ~!


ということで昨日は「SLレトロ碓氷」号の運転日だったんですね。鉄やってる割にこういう情報疎いんです。。
カマはC6120。シロクイチという機関車は初めて見ました。2C2の車軸配置が貫禄充分ですねー。




横川方にはDD51888が連結されプッシュプル態勢。




中間の客車はオハ47よりやっぱりこっちに目が行っちゃいます。スハフ32 2357。平軸受のTR23台車、狭窓、リベット付きシルヘッダーなどなど原型をかなりとどめていますね。




そしてもう1両の注目車両はオハニ36 11。半室合造車というのはローカル色豊かで味があっていいですね。だいぶ以前に氷見線でオハユニ61に乗った記憶が蘇ってきました。



荷物室内は車販基地になっているようです。




予定外の撮影ができてウキウキ気分のまま、本日3番目の目的地である横川駅隣のこちらの施設「碓氷峠鉄道文化むら」へ。




こちらでもロクニ、ロクサンなど見どころはたくさんあるのですが、今回はこのスニ30 8がメインターゲットです。準急「アルプス」編成の荷物車としてエントリーしているのでその取材。




もともと救援車スエ30となっていたものを復元したため、床下などオリジナルと異なる部分があるわけですが、端梁や荷物扉のディティールなどを中心に撮影しました。




隣のEF53のデッキに上がってモニター屋根の状況も把握。あまり見えませんけど・・・
モニター屋根の明り取り窓が塞がれています。「ノーブルジョーカーのホームページ」の記事によれば、戦時中の灯火管制で窓は塞がれ、戦後に復活したのは優等列車程度だったとのことですから、荷物車である本形式は間違いなく塞がれたまま運用されていたものと思われます。なんか塞いだ部分が末広がり気味に見えるのですがそういう仕様なのでしょうか? 反対側(2つ前の写真)は垂直に近いように見えるのですが目の錯覚でしょうか。




というわけで、早朝出発、早めの帰宅というスケジュールのおかげで連休最終日にしては渋滞にも遭わず、ふだんの運動不足解消に加えて鉄分補給もできて有意義な1日となりました。



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4 コメント

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Unknown (山口)
2016-05-09 23:44:18
いきなりのご連絡失礼します。
私、BSジャパンの旅番組を制作しております
ジッピープロダクションの山口と申します。
我々、列車の番組を制作しておりまして、
新幹線0系のシートの画像しているところ、こちらのブログを発見しました。
本当にいきなりで申し訳ありませんが、2011-08-20の0系のシートの画像を番組でお借りすることはできませんでしょうか。
ご確認の程、よろしくお願いいたします。
返信する
Unknown (isao)
2016-05-10 08:49:34
ジッピープロダクション 山口様
このたびはお問い合わせ頂きありがとうございます。本ブログ管理人のisaoと申します。

>2011-08-20の0系のシートの画像
模型ではなく実車の画像でよろしいですよね?(笑) お使いいただくことは差し支えありません。ただ、これは現役時代のものではなく大宮の鉄道博物館に展示されている車両のものです。かなり入念に復元整備されていますので現役当時というか、登場初期の雰囲気は十分再現されていると思います。著作権が関係するVTR画像なども映り込んでいないので大丈夫かと思います。

画像は自由にDLできるはずですが、サイズが小さければもう少し精細な原版をご提供いたします。ただ、別PCから探してこないといけないので、時間見合いでご検討ください。

以上、何とぞよろしくお願いいたします。
返信する
Unknown (山口)
2016-05-10 13:36:08
isaoさま
お世話になっております。
記事についている画像をダウンロードさせていただきました。
画質的にこちらのオノで大丈夫です。

ご協力ありがとうございます。
返信する
Unknown (isao)
2016-05-10 19:12:21
ジッピープロダクション 山口様
ダウンロードの件、承知しました。
番組での使用が決定しましたら番組名、放送日等をお知らせいただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
返信する

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