はじめは西武新宿線の赤電10両編成を1970年代初頭の仕様で作る予定でしたが、歴史を紐解くといろいろ無理があることがわかりました。一時は矛盾に目をつむって「ボクの西武新宿線」で強行突破しようと考えたのですが、少しでも“ありそうな”形に近付けられないか考えた末に次のような方針変更を行うことにしました。
●10両はやめて8両編成にする
●この時期に新宿線に実在しなかった551系4連をやめ、多数存在していたクモハ451+クハ1411の2連に変更する
Wikipediaの「西武鉄道のダイヤ改正」には1973年11月29日のダイヤ改正で西武新宿発着の急行・準急が8連化されたとの記述がみられるため、ここをターゲットにすればクモハ411の台車(1971~1972年にFS40に換装されたとされる)がダウトになるだけで、電照式方向幕導入前のサボ時代とも整合がとれます。よし、これでいくべ!
ということで、西武初の両開き扉を備えた451系のクモハ451形と、国鉄クハ55のコピーと言われるクハ1411形の2連をペーパースクラッチすることにします。車号は、先日購入した写真集「西武の電車1」を参考にクモハ466+クハ14471445(5/26 10:30修正)としました。特に理由なく決めたのですが、なんとこのクモハ466号車というクルマが割と最近まで生き残っていて、しかも自分のカメラで撮影していたことが判明して驚きました。
それがこの上信電鉄のクハ103号車です。譲渡に際して電装を解除してクハとなり、同時に譲渡されたクモハ463を改造したクモハ103と組んで使用されていたものです。運行終了後しばらく放置されていたためボロボロですが、運良く解体直前の姿をとらえることができました。
(2017年5月17日撮影/高崎駅)
模型製作の強い味方・サイドビュー写真も撮っていました。左の運転台側の屋根上にランボードの撤去跡が見え、電装解除車であることがわかります。
(2017年5月17日撮影/高崎駅)
この451系は両開きドアとともに2連のユニットサッシを導入した独特の窓配置が特徴です。見た目ちょっと複雑ですが可能な範囲で表現したいと思います。残念ながら「西武の電車1」に収録の竣工図には窓寸法が入っていないため、窓幅は旧型車由来の800mm、戸袋周辺は701系や101系と同寸・・・と仮定してあらあらの図面をひいたらドンピシャの図面ができて驚きました。笑
(2017年5月17日撮影/高崎駅)
相方となるクハ1411形は手持ち写真がありませんが、要は国鉄の平妻クハ55の西武版です。こちらも西武の竣工図に窓寸の記載はないため、クハ55の寸法そのままで作ることにしました。ただし、図面や写真をにらめっこして気付いたのは屋根高さがクハ55より50mm低いことです(緑囲み)。これはクモハ351なども含めて所沢工場製に共通するもののようです。あと、クハ55では運転台寄のドア脇の吹寄せ幅が左右とも415mm(赤囲み)なのに対し、クハ1411形では青囲みで示した連結面側を左右反転させた状態、すなわち運転台側の吹寄せが500mmと広くなっているようです。乗務員ドアの幅も違いますがこれは竣工図に記載がありました。
車体はいつもどおりWordで原図を描いてスノーマット紙に印刷して型紙が完成。両者とも張上げ屋根ではないので木製屋根板を使うことにしました。
551系4連からクモハ451+クハ1411に変更したため、不足するパーツを追加購入しました。両数減って何でこんなに追加する必要あるの??
それは動力機構を新調することにしたからです。551系では動力としてエンドウの旧国用電動車ユニットCを使うつもりでしたが、クモハ451にこれを組み込むと701系の電動車ユニットと合わせて2両分となり、これにクモハ411の片台車駆動が加わってパワー過多になってしまうので、こちらもクモハ411同様のFK-130SHモーター+片台車駆動としました。余った電動車ユニットは、別の旧国か、体力があれば西武の増車に使おうと思います。
EN22の生産中止を受け、実はFK-130SHをモノ●ロウさんで箱買いしてあるのです。今後、短編成モノはこれでいこうかと。。
床下機器は551系のものがほぼ使える(らしい)ので追加無しです。
目標はあと1か月で8両編成完!元々が“無謀企画”なのでww
●10両はやめて8両編成にする
●この時期に新宿線に実在しなかった551系4連をやめ、多数存在していたクモハ451+クハ1411の2連に変更する
Wikipediaの「西武鉄道のダイヤ改正」には1973年11月29日のダイヤ改正で西武新宿発着の急行・準急が8連化されたとの記述がみられるため、ここをターゲットにすればクモハ411の台車(1971~1972年にFS40に換装されたとされる)がダウトになるだけで、電照式方向幕導入前のサボ時代とも整合がとれます。よし、これでいくべ!
ということで、西武初の両開き扉を備えた451系のクモハ451形と、国鉄クハ55のコピーと言われるクハ1411形の2連をペーパースクラッチすることにします。車号は、先日購入した写真集「西武の電車1」を参考にクモハ466+クハ
それがこの上信電鉄のクハ103号車です。譲渡に際して電装を解除してクハとなり、同時に譲渡されたクモハ463を改造したクモハ103と組んで使用されていたものです。運行終了後しばらく放置されていたためボロボロですが、運良く解体直前の姿をとらえることができました。
(2017年5月17日撮影/高崎駅)
模型製作の強い味方・サイドビュー写真も撮っていました。左の運転台側の屋根上にランボードの撤去跡が見え、電装解除車であることがわかります。
(2017年5月17日撮影/高崎駅)
この451系は両開きドアとともに2連のユニットサッシを導入した独特の窓配置が特徴です。見た目ちょっと複雑ですが可能な範囲で表現したいと思います。残念ながら「西武の電車1」に収録の竣工図には窓寸法が入っていないため、窓幅は旧型車由来の800mm、戸袋周辺は701系や101系と同寸・・・と仮定してあらあらの図面をひいたらドンピシャの図面ができて驚きました。笑
(2017年5月17日撮影/高崎駅)
相方となるクハ1411形は手持ち写真がありませんが、要は国鉄の平妻クハ55の西武版です。こちらも西武の竣工図に窓寸の記載はないため、クハ55の寸法そのままで作ることにしました。ただし、図面や写真をにらめっこして気付いたのは屋根高さがクハ55より50mm低いことです(緑囲み)。これはクモハ351なども含めて所沢工場製に共通するもののようです。あと、クハ55では運転台寄のドア脇の吹寄せ幅が左右とも415mm(赤囲み)なのに対し、クハ1411形では青囲みで示した連結面側を左右反転させた状態、すなわち運転台側の吹寄せが500mmと広くなっているようです。乗務員ドアの幅も違いますがこれは竣工図に記載がありました。
車体はいつもどおりWordで原図を描いてスノーマット紙に印刷して型紙が完成。両者とも張上げ屋根ではないので木製屋根板を使うことにしました。
551系4連からクモハ451+クハ1411に変更したため、不足するパーツを追加購入しました。両数減って何でこんなに追加する必要あるの??
それは動力機構を新調することにしたからです。551系では動力としてエンドウの旧国用電動車ユニットCを使うつもりでしたが、クモハ451にこれを組み込むと701系の電動車ユニットと合わせて2両分となり、これにクモハ411の片台車駆動が加わってパワー過多になってしまうので、こちらもクモハ411同様のFK-130SHモーター+片台車駆動としました。余った電動車ユニットは、別の旧国か、体力があれば西武の増車に使おうと思います。
EN22の生産中止を受け、実はFK-130SHをモノ●ロウさんで箱買いしてあるのです。今後、短編成モノはこれでいこうかと。。
床下機器は551系のものがほぼ使える(らしい)ので追加無しです。
目標はあと1か月で8両編成完!元々が“無謀企画”なのでww
コメントありがとうございます。釈迦は釈迦でも新参者の釈迦ですのでどうかお手柔らかにお願いします。(爆)
しかしクハ1411って複雑ですね~。自分の理解では国鉄モハ40のお下がり(1432)、そのコピー(狭幅貫通扉・連結面丸屋根)、近代化版(広幅貫通路・連結面切妻)の3種かなと思ってるのですが合ってますかね??今回作るのは最後のスタイルで、一応型紙はご指摘の点には対応していて、運転台寄りの客扉脇の吹寄せの幅が違うのだけ窓抜きの段階で修正するつもりです。
避けたいものリストのうち1つだけ妥協することにしました。詳細は次の投稿で。(ニコニコ)
クハ1411の特徴として前面貫通路800mm、連結面切妻なので(釈迦に説法とは思いますが、型紙を見ると・・)
健闘を祈ります^^
おやおやいつのまに対抗意識を・・・??
電照幕、2灯シールドビーム、FS40、新型抵抗器・・・がどうしても受け付けなくて、スミマセンがやっぱり70年代初頭でいきますのでお許しください~笑
いっそのこと2000系で10連やりたいぐらいです♪(コラコラ)
勝手な対抗意識で10連化のモチべーションをあげていたのに・・
私の後ろ盾は「西武の赤伝時代(ネコ)」と鉄ピク臨増「西武鉄道」ですが、70年代前半の電照方向幕化・2灯シールドビーム化・FS40化の詳細は記載が無く・・ウチの赤電はピク記載の75年配置表を基にしてますが・・
で、451系キットの残党T2両(Mcは上信105)をM491化して既存の451系(メーカー不詳)を6連化・・と目論んでいたのに萎えちゃった^^;