おはようございます。
以前は“会いに行く0系”だったのですが、今では何も言わなくても旅先で待っていてくれるほどの存在になりました。
え!?
実はきのうの土曜日、仕事の関係で静岡県富士市にある、とある公共施設へ出向いたのですが、何か気配を感じて振り向くと、その施設の裏手にある公園に、あろうことか0系の静態保存車が置いてあったのです。もちろん予め調べて行ったわけではなく、本当に偶然の出会いなのです。こんなことは宝くじ、否、落ちてくる人工衛星に当たる確率よりも遥かに低いんじゃないかと、嬉しさよりも背筋が寒くなる思いで・・・
以下、その報告です。
場所は富士市の市街地のど真ん中といってもよい住宅地の中にある公園。駅名板らしきものに書いてある「新通町公園」というのがその名前のようです。
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展示されていたのは21-59。0系の王道中の王道ともいえる0番代大窓仕様で、こだまK-11編成で使用されていたもののようです。屋根はあるのですが柱も車体と同色に塗られていて、しっかりと車体に溶け込んでいるのはお見事。
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屋根のおかげで保存状態はおしなべて悪くはないようですが、一見してわかるのは前頭部周辺の塗装の“荒れ”。何度も補修した跡が目立つのが残念です。
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行先や座席表示幕がない代わりに「票差し」があるのが初期車の特徴。造形村の0系と同じスタイルですね。復元車ではないナマの原形車を見たのは初めてかも知れません。
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青梅鉄道公園のものと同じく床下機器は完全に取り払われていて、おまけにこちらは金網が張り巡らされています。スカート取付けボルトが“おいでおいで”してますが(笑)、もうデータは十分揃ったので丁重にお断りしました。
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案内板をみると車内は土・日・祝日の10~15時だけ開放されると書いてある・・・。お?今日は土曜日、しかも・・・10時3分じゃん(^_^)
さっそくお邪魔することにして、後部貫通路の入口を入ろうとすると、ついこんなものに目が。わが0系モデルでは「見えないからいいや!」ってパスしてしまった車端ダンパーが手の届く位置で“おいでおいで”してます。ゴメン!今日はスチール巻尺持ってないし・・・と誘惑を振り切って車内へ。
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車内は、後ろの方の座席3分の1を残して撤去され展示スペースになっていました。中央には鉄道模型のレイアウトが置かれ、ちょうど国分寺の951形試験車の車内と似たつくりです。ただしこちらは展示スペースの部分が土足厳禁でスリッパに履き替えるようになっていました。
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これがレイアウト。一見するとNのようですが、よく見ると外周に16番のレールも敷かれています。今度の走行日は11月13日となっていましたが、いったい何が走るんでしょうか?
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紙と木?で作ったような特急富士号もありました。EF66と24系客車を模した大型のショーティーモデルで、車内を覗くと乾電池が見えたので自走可能なようです。
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運転台は開放されていて、ハイこのとおり、ちびっ子ギャングたちに襲撃されておりました。スイッチをバチバチやって手荒いことこのうえないのですが、人通りが多い場所にあるからか、盗難にあった部品はあまりないように見えます。
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座席が取り払われているため、鉄博はじめ他の展示車両ではできないこんなアングルからの撮影も可能です。今改めてこの写真を見ると、何だか3人組がジッとこちらを見ているような気が・・・? あぁまたしても手抜きを見透かされてしまいました。たしかにね、シート作るの面倒だなぁって気になってた、最近。作ります、作りますよぉ・・・
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というわけで、「宝くじに当たるより難しい運命の出会い」などと有頂天になっていたのは大間違いで、これは完成目前にして手抜き竣工を画策した私への天罰だったということがわかりました。帰宅してさっそくシートの型紙をプリントしたのは言うまでもありません。。
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それにしてもこの0系、ロケーションがいいですね。富士山をバックに0系を撮ることなどもう出来ないと諦めていたのに、ここではそれが可能です。あの矢のような走行シーンは無理でも、役目を終えて富士の裾野で寡黙に佇む姿には、また違った美しさがあります。冠雪シーズンにはその美しさも一層増すことでしょう。
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さて、写真を見ていて気づいた方もいらっしゃると思いますが、この公園にはもうひとつの“お楽しみ物件”がありました。その話は次回に。
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以前は“会いに行く0系”だったのですが、今では何も言わなくても旅先で待っていてくれるほどの存在になりました。
え!?
実はきのうの土曜日、仕事の関係で静岡県富士市にある、とある公共施設へ出向いたのですが、何か気配を感じて振り向くと、その施設の裏手にある公園に、あろうことか0系の静態保存車が置いてあったのです。もちろん予め調べて行ったわけではなく、本当に偶然の出会いなのです。こんなことは宝くじ、否、落ちてくる人工衛星に当たる確率よりも遥かに低いんじゃないかと、嬉しさよりも背筋が寒くなる思いで・・・
以下、その報告です。
場所は富士市の市街地のど真ん中といってもよい住宅地の中にある公園。駅名板らしきものに書いてある「新通町公園」というのがその名前のようです。
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展示されていたのは21-59。0系の王道中の王道ともいえる0番代大窓仕様で、こだまK-11編成で使用されていたもののようです。屋根はあるのですが柱も車体と同色に塗られていて、しっかりと車体に溶け込んでいるのはお見事。
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屋根のおかげで保存状態はおしなべて悪くはないようですが、一見してわかるのは前頭部周辺の塗装の“荒れ”。何度も補修した跡が目立つのが残念です。
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行先や座席表示幕がない代わりに「票差し」があるのが初期車の特徴。造形村の0系と同じスタイルですね。復元車ではないナマの原形車を見たのは初めてかも知れません。
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青梅鉄道公園のものと同じく床下機器は完全に取り払われていて、おまけにこちらは金網が張り巡らされています。スカート取付けボルトが“おいでおいで”してますが(笑)、もうデータは十分揃ったので丁重にお断りしました。
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案内板をみると車内は土・日・祝日の10~15時だけ開放されると書いてある・・・。お?今日は土曜日、しかも・・・10時3分じゃん(^_^)
さっそくお邪魔することにして、後部貫通路の入口を入ろうとすると、ついこんなものに目が。わが0系モデルでは「見えないからいいや!」ってパスしてしまった車端ダンパーが手の届く位置で“おいでおいで”してます。ゴメン!今日はスチール巻尺持ってないし・・・と誘惑を振り切って車内へ。
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車内は、後ろの方の座席3分の1を残して撤去され展示スペースになっていました。中央には鉄道模型のレイアウトが置かれ、ちょうど国分寺の951形試験車の車内と似たつくりです。ただしこちらは展示スペースの部分が土足厳禁でスリッパに履き替えるようになっていました。
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これがレイアウト。一見するとNのようですが、よく見ると外周に16番のレールも敷かれています。今度の走行日は11月13日となっていましたが、いったい何が走るんでしょうか?
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紙と木?で作ったような特急富士号もありました。EF66と24系客車を模した大型のショーティーモデルで、車内を覗くと乾電池が見えたので自走可能なようです。
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運転台は開放されていて、ハイこのとおり、ちびっ子ギャングたちに襲撃されておりました。スイッチをバチバチやって手荒いことこのうえないのですが、人通りが多い場所にあるからか、盗難にあった部品はあまりないように見えます。
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座席が取り払われているため、鉄博はじめ他の展示車両ではできないこんなアングルからの撮影も可能です。今改めてこの写真を見ると、何だか3人組がジッとこちらを見ているような気が・・・? あぁまたしても手抜きを見透かされてしまいました。たしかにね、シート作るの面倒だなぁって気になってた、最近。作ります、作りますよぉ・・・
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というわけで、「宝くじに当たるより難しい運命の出会い」などと有頂天になっていたのは大間違いで、これは完成目前にして手抜き竣工を画策した私への天罰だったということがわかりました。帰宅してさっそくシートの型紙をプリントしたのは言うまでもありません。。
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それにしてもこの0系、ロケーションがいいですね。富士山をバックに0系を撮ることなどもう出来ないと諦めていたのに、ここではそれが可能です。あの矢のような走行シーンは無理でも、役目を終えて富士の裾野で寡黙に佇む姿には、また違った美しさがあります。冠雪シーズンにはその美しさも一層増すことでしょう。
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さて、写真を見ていて気づいた方もいらっしゃると思いますが、この公園にはもうひとつの“お楽しみ物件”がありました。その話は次回に。
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黙して語らずとはまさに・・・・・^^;
「どーも君」が3体並んでいるようにしか見えませんが(笑
座席がなくって室内照明だけというのもやはりさびしいものですので、ここは頑張って作っていただきますよう。
作り方はパクらせていただき(ばきっ
本当に「ほぉ~」って感じでしたよ。
どこの0系保存車も遠目には寡黙ですが、30センチ以内に近づくと、とてもじょう舌です(笑)
> 「どーも君」が3体並んでいるようにしか見えませんが(笑
そーなんですよ。どーもくんが3人して受信料払え、じゃなかったシートはちゃんと作れと申してますので作ります(笑)
しかし今回の場合、グリーン車用のシートの方が多いんですよね。リニア・鉄道館の16形の車内、見たいなあ・・・
> 旧型国電の台車(DT12)とか、密着連結器
ありました、ありました。
密連は天地逆さまなのは全然気が付きませんでしたが、模型いじってて、いつも裏からしか見てないからでしょうか?(笑)
DT12はどこかのブログに「新幹線用台車」って堂々と書いてあったのには参りましたが、密連とともに説明板が何もない状態では無理もないですよね。
次回記事でレポートします。