80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

富士急行モハ3100形の製作・その3

2016-10-03 01:57:00 | 私鉄電車
こんばんは。モハ3100形の製作を続けています。


車体の方は2両とも前面を除いて箱になりました。




前面は2枚窓の湘南顔ですが、鼻筋の通った4平面構成ではなく丸みを帯びているので、展開図は描かず、レッドベアでやった時と同じく上下2分割にして現物合わせで面を作っていくことにします。これは前面下部と乗務員ドア周りを一体的に切り出したパーツで、上にある半月状のものは水平方向のRを決める補強板です。




上のパーツを貼り合わせたところです。実車写真では気付かなかったのですが、この車は、側面だけでなく前面下部にもわずかに絞りが施されているので、短冊状の切り込みを4箇所に入れてあります。図面なしで試行錯誤しながら作っているので、パーツだか抜きカスだかわからない紙片がうしろに散らばっています。悩み過ぎて肝心の2枚窓の部分まで根気が続かなくなったので、前面の製作はここでいったん終了中断して台車の加工に移ります。




台車は客車用のTR53をベースに加工します。外観を似せるかどうかは別として、まずはMPギヤを組み込むため、ピボット軸受をプレーン軸受に改造しなくてはなりません。車輪を外し軸受をみると、予想に反して、軸受メタルが軸穴の中に沈み込むような構造になっていました。これではペンチで挟んでぐいっと引き抜くわけにいきません。さてどうしたものか。。。




抜けないものは仕方がない。このままドリルで穴をさらってしまえ~~!
メタルの肉厚がどれくらいあるのかわかりませんが、グリグリやっているうちにメタルが抜けてきたらそれはそれでOK!という気持ちで、φ1.6mmドリルで軸穴を広げました。よい子よい大人は決して真似しないでください。(笑)




幸いメタルが抜け出てくることなく、ほぼすべての軸穴の拡大は成功したのですが、唯一1ヶ所だけ抜けてしまったところがありました。下の写真は、その外れたメタル(袋の上)とカツミのプレーン軸受メタルとを比べたものですが、一目瞭然で大きさが違うことがわかります。日光の方が圧倒的に小さいですね。新たに穴を拡大するのも面倒なので元のメタルを使うことにして、瞬着を流し込んだ穴にメタルを押し込んで固定しました。




MPギヤは手持ちの(というか阪急2000系用にストックしてあった)WB=26mmのものを28.5mmに延長して使用します。シャフトを切ってφ2.4-2.0mm真鍮パイプでつなぎ延長は完了。この作業は何度かやっているので問題なくできるようになりました。




まだ走行試験をしていませんが、ドライブシャフトを指で回してみて引っかかるような感じはしないので、とりあえずプレーン軸受化とMPギヤの組み込みは完了といってもいいでしょう。




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