80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

1995年の紀勢本線DC(前編)

2010-02-09 12:22:38 | 実物・資料系(過去)
今回は少し資料画像的なものを投稿します。
時は今をさかのぼること15年前の1995年(平成7年)夏。当時住んでいた名古屋から紀勢本線尾鷲までキハ58系の乗り&撮り鉄をした時の画像です。
フィルムからのスキャンで、明るさ調整はしましたが退色補正はあえてしていませんので、少しだけノスタルジックな雰囲気を味わってください。

当時のメモによると行程は次のとおりで、乗継ぎや停車時間を使い1日でなるべく多くのDC列車を撮影できるように組んだようです。締めくくりが「急行かすが」というのも我ながらすごいと思います(^^;

日時:1995年8月12日(土) 天気:晴れ時々曇り

名古屋発 07:55 快速みえ51号
 多気着 09:15
 (撮影)
 多気発 09:28 329D
 尾鷲着 11:31
 (撮影)
 尾鷲発 12:16 334D
 多気着 14:27
 (撮影)
 多気発 15:36 854D
  津着 16:10
 (撮影)
  津発 17:14 858D
 亀山着 17:34
 亀山発 17:53 急行かすが
名古屋着 18:48

最初の乗継駅・多気で撮影したキハ28 2460です。亀山から5連でやってきた329Dの先頭車で、ここから前2両が5833Dとなって参宮線に入るため方向幕は鳥羽になっています。冷房用エンジン全開!です。

【キハ28 2460(海イセ)1995.8.12/多気】

ちなみにこの日の編成は次のとおりでした。(すべて海イセ)
<329D⇒5833D>
鳥羽↑
キハ28 2460
キハ58 685
多気↓
<329D>
新宮↑
キハ28 2355
キハ58 678
キハ40 5031
亀山↓

後ろ3両新宮行きの先頭に出てきたキハ28 2355です。冷却水張込口の位置が上の2460と違って車端寄りです。KATOのHOはこちらをプロトタイプとしていますね。

【キハ28 2355(海イセ)1995.8.12/多気】

鳥羽行きの2両目キハ58 685です。標準的なスタイルですがキハ28ともどもJR東海ではドア下端の明り取り小窓が埋められていました。

【キハ58 685(海イセ)1995.8.12/多気】

多気では分割のため30分くらい停車時間があり、撮影や各部の取材にうってつけでした。とはいえ朝から気温はぐんぐん上がり、エンジンの熱気も相まって早くもバテ気味です。

さて、ここから尾鷲まで2時間あまり。乗客もまばらで冷房も効いたボックス席があるのに、あえて車中のほとんどを過ごしたのはズバリ!ここです。
見るからに無防備で、いじろうと思えばいろいろ遊べてしまいそうなワクワク感。(でもいじってませんよ!)
こんな楽しげな個室席をスルーする理由はありませんよねー(^^;

【キハ58 678(海イセ)助士席 1995.8.12】

梅ヶ谷出発進行!助士席窓から前方を見ると、すでに荷坂トンネルがぽっかり口を開けているのが見てとれます。ここから紀伊長島へ向けて標高差200mを一気に駆け下ります。紀勢随一の難所。帰路の334Dはここをどう走破するのか今から期待が高まります。

【梅ヶ谷駅から見る荷坂トンネル 1995.8.12】

長い長いトンネルを抜け、熊野灘を望む海辺のまち紀伊長島に到着しました。
しばし憩う329Dの“しんがり”キハ40 5031です。このクルマは現在改番されて3001号になっています。機関換装によって腰板にあった大きなルーバーは埋められています。
さて国鉄色のキハ58系の後ろに増結っぽくぶら下がった東海色のキハ40。何となく所在なさげですが、いざ亀山行き上り列車となって荷坂トンネルを駆けあがる際には、フルノッチ5分という制約があるキハ58系を助ける“前補機”だったのかなあ?と推測しています。

【キハ40 5031(海イセ)1995.8.12/紀伊長島】

本日の目的地尾鷲に到着。新宮へ向け発車準備中の329Dです。肝心の発車シーンはビデオで撮影したためフィルムに残っていません(>_<) せめてローカル駅の風情だけでもと思い貼っておきます。ああ早くレイアウト作らないと・・・という気になってきますね。

【尾鷲駅構内と329D 1995.8.12】
(トリミングが悪く上部にカゲが出てしまいました)

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コメント (4)
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