80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

【レーティッシュ鉄道】フラットカーの製作(6)

2021-09-12 02:42:42 | 海外
Sp-wの台車を作っていきます。

ベースは嵐電用のFS-93台車で、まず枕ばねの両サイドでカットして軸ばね部分を取り出します。余った枕ばねは他に流用できるかと思ったのですが、切りしろが多いうえにボルスターアンカももぎ取ってしまいましたので残念ながら再利用は不可。捨てるのももったいないので補重調整用のウェイトにでも使うことにします。



軸ばねを連結する新たな台車枠を作ります。プラストラクトの3mmアングルから写真のような形に切り出しました。ホイールベースは17.5mmにします。



セメダインスーパーXクリアと1.2mmねじで組み立てます。乾燥したらさらに瞬着を要所要所に垂らして完全に固着。



ボルスターはt1.5mmプラ板から切り出したもので、写真のように片側を接着剤で先に固定し、反対側はねじどめとして分解できるようにしました。市販のプラ台車(POM)のように柔軟性がないため、台車枠をグイッと広げて車輪を出し入れするようなことはできませんので。。



無事に組み上がりました。軸受メタルレスでも思ったより転がりますが、やはりグリスかオイルでたっぷり潤滑してやらないと厳しい感じです。



センターピンはφ3プラパイプとM2ねじを組み合わせた自家製です。φ3に合う太めの復元ばねの手持ちがなかったので入れていませんが、やはり安定しないのでばねを調達して作り変えようと思います。ストイックに「幅詰め」にいそしんだ甲斐あって台車の回転角も十分取れました。



あとは若干のディティールを追加してから塗装に入ります。




よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【レーティッシュ鉄道】フラットカーの製作(5)

2021-09-08 01:09:34 | 海外
Sp-wの台車を作っていきます。幅が苦しいのは以前の投稿に書いたとおり。スカートでかなり隠れる電車と違ってそこそこディティールも見えてしまうので、市販の台車枠を使ってそれらしいものを作っていこうと思います。

台車枠はYAMA模型のFS-93を使います。嵐電用に2両分買っておいたのですが、当面使い道がないので1両分を流用します。最終的には軸ばね部分のみを使うのですが、まずは軸端の長いφ8.5mm車輪をどう収めるかを検討します。



検討といっても選択肢は限られるので、えいっどーにでもなれっ!!てな気持ちで軸端を削り込んで幅を狭めました。



台車枠の方は軸受メタルを埋め込むつもりでいたところ、ホワイトメタルは模型以外の例えば産業機械の回転系の軸受にも使われるほど耐久性のあるものだと知り、メタルなしで直接車軸を受けることにしました。もちろん模型用とは成分も違うでしょうが、このSp-wは自重も軽く、丸太を載せてもたかが知れているので、変形したりすぐに摩耗したりするようなことはないと思われます。

軸穴を心持ち深くさらうとともに、車軸の太くなった部分を避けるように表面付近をやや太め(φ2.0mm)ドリルで軽く広げておきます。



左が加工前、右が加工後です。このあと台車枠の裏面を0.5mmほど削ったのでさらに狭くなっています。



両端の出っ張りをカットします。最終的には枕ばねをカットしてWBを詰めるのですが、とりあえず今はまだつなげたままにしておきます。1か所だけドリルが軸受先端を突き破ってしまいました。用心しながらやったんだけどナ~悔しい・・・。。



さあどうだ!台車枠の先端が側フレームにかかるのは避けられそうにありませんが回転に支障はなさそうですね。ちなみに改造後はWBがあと2.5mm短く(20mm→17.5mm)なります。




よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【レーティッシュ鉄道】フラットカーの製作(4)

2021-09-07 14:41:45 | 海外
わが国のコキなどは側フレームにスチフナー(補剛材)が規則的に入っていますが、このSp-wは不思議な位置に不思議な本数のスチフナーもどき?が観察できます。片側はこの位置に3本。



反対側はこの位置に2本。個体によってもあったりなかったり位置が違ったり・・・。もしかして後年の補強かなにかでしょうか?? 実際は脇にボルトの頭も見えますがとりあえず今は無視。気力が続けば真鍮線を埋め込みます。



そう、ここから先は根気勝負なのです。ステークの両脇に付くラッシングベルト用のフックを作ります。なぜか丸穴のものとカギ型のものがセットで付いています。作業量が倍!

まずは丸穴のものから。φ1mm穴を連続して開けたものを切り離し、穴に沿って半円に仕上げます。



カギ型の方は実車はもっと複雑な形状をしていますが、ここは簡略化して「コの字型」としました。模型でも丸太を積んだらヒモを掛けて固定するので、最低限はずれなければOKな構造にしてあります。



これらをステークポケットの両脇に接着します。車両中心を境に中央寄りが丸形、車端寄りがコの字型です。前位寄り、後位寄りとならないのが不思議なところ。笑



端梁にも丸型のフックを取り付けます。ちなみにフックの隣の四角い箱はハンドブレーキのギヤボックスではないかと思われる装置。ここから横向きにハンドブレーキホイールがにょきっと出ます。



あと若干の付け足しはありますが上回りはこれでほぼ完成です。



よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【レーティッシュ鉄道】フラットカーの製作(3)

2021-09-06 02:25:33 | 海外
ステークの整形が終わりました。昨日の3本目までは心が折れそうでしたが、4本目、5本目と進むうちに力の入れ加減が分かってきて思ったより早く終わりました。



ステークの先端はロープなどが通せるようにリング状になっています。スライスした真鍮パイプを貼ってはどうかと思いましたが、あまりに小さくて薄いため、半円断面のプラ棒を貼ってお茶を濁します。長めのを貼って接着剤が乾いたらカット。



こんな感じで12本のステークが揃いました。



所定の位置に貼っていきます。実車はほぼ丸太専用でステークの抜き差しはしないようなのでベタ付けです。電車や客車の製作ではやらない作業なのでなんか楽しい♪ 笑



おー一気に雰囲気出てきた!ちなみに垂直を出すのは目分量で十分でした。



ステークポケットを作ります。すでにステークを貼ってしまっているので根元をプラ片で囲っていくイメージです。写真は複雑な形のパーツがたくさん並べてありますが、数を間違えてしまい、実際に使うのはこの一部でした。。



出来上がりがこちら。両側面に貼ってあるのが上の写真のパーツで、その上下に帯板を貼ってポケット状に見せています。



この貼り合わせがまた地獄の作業でして。。。とりあえず片面が終わったところでタイムアウトです。側フレームには荷締めバンドを掛けるフックがステーク1本につき2個付くという謎の豪華仕様wなのでまだまだ苦行は続きます。




よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【レーティッシュ鉄道】フラットカーの製作(2)

2021-09-05 01:35:48 | 海外
丸太運搬用フラットカー“Sp-w”の製作を続けます。台枠が出来たので次は必須アイテムのステーク。

加工しやすいヒノキ材でいくか、プラで統一するか迷いましたが、手で触れたり脱線したりした時のことを考えプラ材を使うことにしました。寸法は目測で2.5mm角ぐらいと想定しプラストラクトの角棒を購入。せいぜい1~2本しか使わないのに10本入り¥748はきっついわ~泪



立ち上がり21mm+ポケット5mm=合計26mmに切り揃えます。必要数は12本。アングルとかチャンネルは何となくふにゃふにゃな印象のプラストラクトですが角棒はさすがに硬いっすね。。(プチ後悔)



実物の形状は四角錐なので、まず車幅方向に傾斜をつけるべくカッターで切り込みを入れます。モーターツールでガーっと削るようなウデもないので地道に両側から何回も刃を入れて切っていきます(本格的に後悔)。台枠の幅を水増ししたぶんを差し引いたので、結果的に根元の断面は長方形になりました(たぶん実車は正方形)。



耐水ペーパーであらあら表面を仕上げたあと山型になるように左右をカット。



こんな感じのものが出来上がります。硬さに負けて今日の出来高は3本!ハハ・・・



明日もがんばります。

よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする