80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

485系の動力近代化

2022-10-23 02:57:13 | 北陸方面
仕事が立て込んでしばらく間があいてしまいました。仕上げたいものはたくさんあるのですが、こういう状況下では気分転換と称してついつい“つまみ食い”に逃げがち。。まだ手を付けないつもりだった485系“あおさぎ”をいじっています。今回はインサイドギヤをMP動力ユニットに交換してみました。

ちなみにラインナップとしてはコレを想定しています。
(金サワ Y03編成)
↑名古屋・富山
(1) クロ481-2005(スクラッチ予定)
(2) モハ485-503(TOMIX モハ489 あさま増結セット改)
(3) モハ484-607(TOMIX モハ488 あさま増結セット改)
(4) サハ481-603(TOMIX サハ481 初期型改)
(5) モハ485-228(カツミ モハ485改)
(6) モハ484-320(カツミ モハ484(M)改)
(7) クハ481-227(カツミ クハ481-200改)
↓米原

クロ481を除き改造ネタはすべて入手済みなのですが、困ったことに動力車の位置が偏りすぎています。4号車のサハ481を動力車にすればバランスがとれますが床下がスカスカなのでNG。気休め程度ですがお隣5号車のモハ485に移設し、ついでにMP動力化したり、床下機器をリニューアルしたりと・・・。

まずは6号車のモハ484を分解しモーター・インサイドギヤ一式を取り出します。なんとエンドウのモーターが付いていました。床板、床下機器、ボルスターは再利用しますが、台車はDT32なのにブレーキシリンダ無しという時代物だったので、手持ちのジャンク台車から“少しはマシ”なエンドウのDT32を探してきて交換しました。



本当は床下機器も交換したいんですけ、大味ながらディティールもまあまあなので存置です。



5号車のモハ485にMP動力ユニットを取り付けます。床板は「あずさ」のモハ180に譲ってしまっていたので、これで結果オーライになりました。車体固定用のネジ穴の位置が両端部の4か所しか合いませんでしたが、極端な話このままポン付けで走らせられるのは魅力です。



こちらは元々付いていた一体成型の床下機器が実感的でないのと、モーターを避けるためにカットするのが大変そうだったので、手持ちのエンドウのクモハ455用からみつくろって付けることにしました。



しかし水タンク(これはジャンク箱から探し出したたもの)が大きすぎてウエイトと干渉するので、タンクを削るかウエイトを削るか悩んだ末に、ウエイトを取り外す、という第三の選択肢でいくことに。。代わりに室内に板状のウエイトを載せます。



t1プラ板を2枚重ねて床下機器取付板とします。



水タンクはウエイトどころかユニバーサルジョイントとも干渉しそうな勢いです。なんとか当たらない位置を探し出しましたが、念のためこの後タンクの端を斜めに削っておきました。



完成したモハ485の床下機器ユニット。この後メタルパーツを中心に洗浄し、プライマーを塗ってからマットブラックを吹いて仕上げました。



リニューアル&動力化した下回りです。床上に貼った板ウエイトがMPウエイトより7gほど軽いので、床下の空いているスペースに鉛板で補重しようと思います。



車体の方はこの後“あおさぎ”色に塗り替えるためリムーバーで塗装を剥がす予定ですが、ひとまずここで再び下回りを車体に組み付けておきます。この車体、485系なのに181系並に車高が低いため、アングルと床板の間にt0.5プラ板を敷き込んで高さを調整しました。他のモハとクハも同じように嵩上げします。



主抵抗器と水タンクで占拠される2-4位側。



主制御器はじめこまごまとした機器箱が並ぶ1-3位側。トイレタンクはTOMIXのパーツで、ドローバーのネジに干渉する部分を削ってなんとか納めました。



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キハ120の動力近代化(1)

2022-10-16 18:28:34 | 中央東線周辺
今年の「鉄道の日」は、朱色のキハ120が傍を走る福井県内某所で迎えていました。2日遅れになりますが鉄道開業150年まことにおめでとうございます。ちなみに訳あってこれ以上被写体に近づくことができません。ていうか持ち場を離れることができません。。笑



軽快DCながら山間にこだまするコマツエンジンの力強い響きに触発されて、わが家の大糸線キハ120 354(金トヤ)の動力近代化に乗り出しました。



この車両も以前紹介したE127系100番代同様、MCR3B00カンモーターとインサイドギヤによる旧式動力となっています。消費電力が少ないので縦型モーターほどは車輪の汚れは発生しませんが、補重してもブラス車体ほどの重量にはならないため長時間走行で汚れてくるのと、ギヤノイズが大きいため、MPギヤ駆動に換装することにしました。



車内に一応シートは装備していますが、通路部分は板ウエイトで埋め尽くされています。



駆動台車側の床下には鉛ウエイトがコンパクトに収まっています。



と言いたいところですが、床板に穴をあけて床面とツライチになるように埋め込んでありました。ずいぶんと扁平なウエイトだこと。。



床下機器の移動をなるべく避けるため、ウエイトを抜いた穴を再利用してここにFK-130SHモーターを仕込めないか検討します。



前後長はぴったりで、幅を広げるだけですっぽりモーターが収まり、ユニバーサルジョイントも床下機器に支障しないことが確認できました。めでたしめでたしです。ただ、3mm厚の木製床板のままではギヤと床板のクリアランスやセンターピンの取り付けが苦しいため、ここは真鍮板に置き換えようと思います。とりあえずアタリがついたので改造初日の作業はここまで。




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181系「あずさ」モハユニット(5)

2022-10-11 01:06:35 | 中央東線方面
181系モハユニットの車体を仕上げていきます。

木製屋根と側板の継ぎ目にパテをすり込み、生乾き状態で幕板から屋根上まで濃い目のサーフェーサー(溶きパテ)を筆塗りします。ペーパールーフで十分いけるのに、ほかに使いようのない小高の屋根板を消費せんがためにひと手間増えました。ちょっと塗り方荒っぽかったかな~?



乾燥を待つ間に床下機器を組み付けます。カツミの#2000を中心にあり合わせのタンクやハコモノを寄せ集めたらなんとか形になりました。手前がモハ181、奥のサハ並みにスカスカなのがモハ180用です。水タンクは急行型用の鋼製タンクの切り継ぎやFRPタイプでお茶を濁しております。



屋根と側板の継ぎ目を中心に耐水ペーパーで研磨し、改めてサーフェーサーを吹いて1次処理を完了した車体と下回りを合わせてみます。こちらはモハ181で、前位(手前)側に業務室があります。シャッターはゴミ箱の搬出用だそうで、エバーグリーンの波板をはめ込んであります。



ユニット相手のモハ180です。編成全体ではもう1両のモハ180と、モロ181の2両が動力車になっていますが、10連ならこの2両で十分なので今回のユニットはトレーラーにしています。



ユニットの全景です。サッシもなくドアも1か所しかない特急形電車はラクでいいですね。何両でも量産できそうな気がしてきちゃう。。笑



キノコクーラー(AU12)を転用するため、485系「しらさぎ」(別称あおさぎ)編成用に購入したTOMIXのサハ481初期型からクーラーを取り外します。「コ」の字型の突起が屋根に刺さって固定される仕組み。大昔に改造した時のことを思い出しました。しかし実はこんな奇麗に取り外せたわけではなく・・・。



なんとバラバラになりました~!爆 3ピース構成のものが屋根に刺さってただけなんですね。。



壊れないよう接着剤で組み立てておきました。



余談ですが、「あおさぎ」用Y編成のサハ481-600番代はモハ484を電装解除した車だそうで、なんとクーラーは集中型のAU71が載っていました。手持ちのAU13でパパッと改造・・・という訳にはいかずTOMIXのAU71を急きょ調達した次第。このあたりはまた改めて記事にしたいと思います。

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秋のモハユニット祭り

2022-10-06 23:26:17 | 北陸方面
10月に入り雨がちの天気が続いています。気温も一気に下がって一気に晩秋まで時が進んでしまったかのよう。
で、モハユニット祭りもお開きにしようとしたのですが、なんと新たな仲間が加わってしまったので延長することにしました。

仲間とはTOMIXの489系あさま増結セット(T)。モハ488+モハ489のモーター無しセットですね。某店の委託品として出てきたので、思うところあって急ぎ回収してきました。



ついでに別の店でサハ481初期型も出ていたのでハシゴしてこれも回収。



「思うところ」の原因はこちらです。長いこと処遇にモンモンとしていたいにしえのカツミの485系につなげてみたいと思います。軽く整備して4両編成で運転できりゃいいや・・・って思ってたのに、ニンジンがぶら下がるとやっぱり欲が出ますね。。こんなことならモハ180用にモハ485の床板を流用するんじゃなかった。汗



サハ481は本当はAU13搭載の後期型の方がよく、実際、そのタイプの委託品もちょうど別の店に出ていたのですが、モハ180用のAU12キノコクーラー欲しさにこちらを取りました。AU13はたぶん手持ちのでカバーできるはず。。



あとはコレ(クロ481-2000番代)をまたアルコール燃料の力を借りて窓抜きすれば編成としての素材は完成。ちょうど屋根板も1枚余ってるし♪



さて何ができるのでしょうか。JR化後の改造車両群は疎いのでネット情報頼りですが、金サワのY編成・・・「あおさぎ」と呼ばれた「しらさぎ」用の7連が気に入ったので仕掛り品に加えていきたいと思いまーす。(完成させろw)


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モハユニット祭り

2022-10-01 01:56:54 | 中央東線方面
181系「あずさ」のモハユニットは、先日のモハ180に続き、パンタ付きとなるモハ181の屋根の接着が終わりました。KATOのキノコクーラーが店頭在庫払底でエンドウ製を載せる予定ですが、製品写真を見る限り屋根裏からビス止めする構造らしく突起などが見当たらないので、接着剤でベタ付けすることにして、ガラベンと排気送風機の取付穴だけ開けてあります。



分かりにくいですが編成イメージです。左のサシ181と右のモハ180の間に差し込む形になります。金属床板にはカプラー(ドローバー)取付用の穴が外側と内側の2か所に開いていますが、外側だと連結面間隔が空きすぎておもちゃっぽく、内側だと狭すぎるため、片方を外側、もう片方を内側として程よい連結面間隔を得るようにしています。




さて、ここからがタイトルの話になります。
今回は181系編成に組み込むモハユニットを作っているわけですが、そういえば他にもモハユニットの仕掛りがあるな・・・と思って引っ張り出してみました。

こちらは五日市線用の103系4連を仕立てるためのもので初回の記事はこちらです。天プラの高運転台クハの間に挟もうということでペーパースクラッチしたモハ102とモハ103(初期型冷改車)で、塗装まで終わって窓サッシやパンタ周りの仕上げが残っている状態です。まあ、あとひと息ですから頑張って完成させたいところですが少々難ありで・・・。



相棒のクハの天プラの揚がり具合がカラッとしすぎていて明るいこと明るいこと。何もしていないのに混色編成になっちゃってます(笑)。モハユニットの塗装に彩度明度が低いでお馴染みのGMスプレーを使っているので余計にコントラストがついてしまった格好。こうして改めて見てみるとその差が歴然としているので、モハユニット完成の暁にはクハもGMで塗り替えようと思います。



続いてこちらは厳密には「モハネ」ユニットになりますが、小高のペーパーキットを組み立てたモハネ582+モハネ583です。TOMIXの583系の再生産がないため12連フル編成目指して作り始めたもので、塗装がゆず肌になってしまい一気に意気消沈してしまったもの。。その後サハネ581の完成品が手に入り、もう1両のサハネも小高キット(モハネ583だが形は同じ)で実現できるメドが立ったので、こちらもいい加減再開しないとなぁ、、って感じです。



明けて今日は10月1日。2022年も残すところ残り3か月しかありません。でも今年は何となく、そう何となくですが仕掛り品退治が捗るような気がするので、年末恒例の振り返りでなるべく多くの完成報告ができるようにガンバリマス。
(PLUMの209系が予定通り11月に発売されたらどうなるか自信ナシw)
コメント (4)
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