おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
平成最後の日の昨日(4月30日)は、休暇中の一人の社員を除いて出勤日とし、2018年度のヒューマン・ギルドの決算案の報告と2023年の将来ビジョンについて話し合いをしました。
率直なやり取りが展開されて、私自身もこれから先ヒューマン・ギルドをどうかじ取りするかの指針が得られました。
会議を終えてからは、神楽坂の「玄品」に行き、フグ料理を楽しみました。



家に帰ると、天皇退位の報道が各局で。
現在の上皇(第125代天皇)は、3年前の退位宣言の中で「天皇の役割は祈ること、国民に寄り添うこと」とおっしゃっていたのですが、天皇は神道の最高位であると共に、いわゆる日本国の実家の長とも言える「象徴」的な存在であるということを改めて認識させてくれました。
ここで、神道の「神」の概念を明確にしておかなければなりません。
一神教のGodではなく、伊勢神宮のホームページでは、the Deity(カミ)と表記されています。
『新英和大辞典』では”the Deity”が次のように書かれています。
1.神格、神性
2.神
3.(特に、自然神教用語として)宇宙創造の神
4.この上なく善〔強力、偉大〕であるもの、神として称えられる〔崇拝される〕ひと〔もの〕
「天皇の役割は祈ること、国民に寄り添うこと」は、災害が多発した平成の時代に随所に発揮されました。
テレビの映像では、被災者の前に正座されている天皇・皇后両陛下のお姿が映し出されていましたが、あのようなことは、昭和の時代にはなかったことです。
1986年の三原山の噴火で被災者を見舞われたときに初めて膝間づかれたそうです。
率先されたのは、美智子皇后。
それ以降、たびたび目にしています。
「明日から始まる新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを、皇后と共に心から願い、ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります」との天皇としての最後のお言葉は、私たちにしっかりと届き、次の世代に引き継がれていくことでしょう。

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