おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(5月16日)の午後は、中小企業を支援するある団体で40人ほどの受講者を対象に講演を行ってきました。
タイトルは「経営に活かせるアドラー心理学」でした。
場所は、私にとって思い出深い、千代田区神田錦町の 学士会館。
私がサラリーマン時代の1971年に中小企業診断士試験に合格した旨の報告をすると、その日に学士会館に部員をランチに誘い、私の合格祝いをしてくれた場所です。
このエピソードは、2019年2月28日付けブログ 新年度が近くなると思い出すこと:上司に恵まれた私(1) に書いています。
1928年築のこの建物は、48年前と全く同じでした。
この 学士会館は、テレビドラマにもよく登場します。
さて、速読もできる私が遅読で学んでいる最新のアドラー心理学の本を紹介します。
『アドラー心理学を生きる ― 勇気のハンドブック』(ジュリア・ヤン、アラン・ミリレン&マーク・ブラゲン 著/今井康博・日野遼香 訳、川島書店 3,800円+税)
メインの著者 ジュリア・ヤンは、台湾出身のアドラー心理学者(アメリカのガバナーズ州立大学教授)。
そのためか、アドラー心理学と儒教と対比が何度も登場します。
原題は”THE PSYCHOLOGY OF COURAGE”(勇気の心理学)で、まさに「勇気」を中心に進化しつつあるアドラー心理学の最新の本です。
「勇気とは、簡単に言うと、困難な状況でリスクをかけても前に進むのをいとわないことを指す」と、私が定義した「困難を克服する活力」と近いことを言っています。
特徴は実に丁寧な本の構成で、本文の他に「注釈」「参考文献」だけでなく「訳注」も施され、至れり尽くせりの本です。
ただ一つ残念なのは、4月発刊にも関わらず出版社がAmazonにしっかりアピールしていないことです。
今後、遅読で学ぶ途上で内容を少しずつ紹介していくかもしれません。
※ヒューマン・ギルドでは、定価より300円安い消費税カット価格でこの本を手に入れることができます。
送料を負担してもお得です。
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