おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(5月14日)の産経新聞ニュース の【TOKYOまち・ひと物語】に 三宅晶子さん(ヒューマン・コメディ代表、ヒューマン・ギルド 会員)のインタビュー記事が
やり直せるチャンスを 受刑者の求人誌発行、三宅晶子さん
として出ていました。
「罪を犯した人でも、過去を包み隠さず働ける場所があれば、過去も価値として輝くのではないか」
そんな思いから、27年に1人で起業し、創刊にこぎ着けた。
刊行以来、受刑者支援団体からの問い合わせや、「こんな自分でも働いていいのか」などと不安をつづった手紙などが相次いで三宅さんの元に寄せられている。
刑務所や少年院などから社会復帰を目指す人を対象にした異色の季刊求人誌がある。
仕事や住まいがなく犯罪を繰り返す悪循環を断ち切ろうと、民間の人材採用支援・教育支援業「ヒューマン・コメディ」(豊島区)が発行し、今年3月で創刊1年を迎えた。塀の内外で徐々に認知されるようになり、採用や内定に結びつくケースも増加。
同社の三宅晶子代表(48)は「誰にでもやり直せるチャンスをつくりたい」と話す。
<以下略>
三宅さんは、2018年6月10日に アドラー心理学ゼミナール にご登壇、
非行歴・犯罪歴のある人を勇気づける
のタイトルでご講演をいただきました。
さて、これからが本題です。
一昨日(5月13日)の「お笑い芸人の表舞台・裏舞台」(マネジメント・カウンセリング研究会主催)のイベントに3人が無断キャンセルでした。
私はがっかりしました。
その理由は、早くから申し込みが殺到、満員御礼の「キャンセル待ち」にしていたのです。
都合が悪くなった時点でのキャンセル連絡、あるいは、当日になってどうしても都合がつかないため電話などをいただければともかく、何のご連絡もないままに来ないとなると、お断りした人の大事な機会を失わせたことになります。
私は、このような人を信用できなくなります。
一方で一昨日に感動的な体験をしました。
私が某出版社をお訪ねすると、お一人がその時間に私を待ち受けてくれて、計4人の方とお目にかかりました。
この会社は、私を姿をみると、社員一同が「いらっしゃいませ」とあいさつをしてくださり、面談中には、最初はお茶、その後はコーヒーを出してくれました。
印象に残ったのは、その後、来社時と同じように帰社時も「ありがとうございました」とご挨拶、それだけではありません。
4人全員がビルの外まで出て、私の姿をずっと見送ってくださいました。
私は、このことで「送り七分」の言葉をお思い出しました。
迎えるときよりも丁寧にお見送りする態度です。
一部の人は、出会うとき、申し込み時に熱意を発揮しますが、また一部の人は別れるとき、いざ本番の時に丁寧さを尽くします。
人間の真価は、こんなさりげなそうでありながら、肝心なな場面で心を込める人であるかどうかに発揮されるようです。
◆関連記事が2013年3月3日付けブログ カウンセリングはアート(8):送り七分 に載っています。
ご参照ください。
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