おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
大型連休明けの昨日(5月7日)は、いかがお過ごしでしたでしょうか?
MAG2 TREND NEWSには 連休明け「仕事が辛い」8割超!通勤電車より辛い意外な理由は? が載っていました。
「仕事が辛い」が8割超というのは、あまりにも高い比率です。
「会社に行きたくない」もあれば、「学校に行きたくない」も結構多かったことと想像されます。
連休中には、「この時期こそ」と思ってパートナーと旅行に出かけた人もいるでしょう。
旅は、24時間×数日、非日常的な時間・空間を共にすること。
そのことによって、パートナーの魅力をより一層感じる人もいれば、「この人にこんなところもあるの?」とげんなりする人もいることでしょう。
このように書いている私自身も連れ添ったカミさんと2人旅行をする過程で「2人はこんなに違うの?!」と痛切に感じたことがあり、そのことを次のブログに書いています。
◆2010年1月31日付けブログ 「満たす人」と「味わう人」
肝心なところをまとめると、下記のようになります。
◎「満たす人」の行動パターン =狩猟的な行動
・ゴール・オリエンテッド(目標志向的) (計画したことを満たそうとする)
・効率(時間)を大事にする
・目標がないとつまらなくなる
◎「味わう人」の行動パターン =農耕的な行動
・プロセス・オリエンテッド (計画はするが、途中のプロセスを大事にする)
・効率よりも今起きていることを大切にする
・目標がなくても楽しめることがある
このことは、『男と女のアドラー心理学』(青春出版社、1,400円+税)に詳しく書いてありますので、ご参照ください。
アドラー心理学ベーシック・コース では、家族の中での誕生順位がお互いの関係の取り方と問題解決の仕方に影響を与えることをお伝えしています。
ここで内容を詳しく書くことはしませんが、5月2日付けのAll Aboutに「兄×姉」の相性が悪い理由と関係を良くする方法 (工藤 祐子さん)を見つけていましたので、紹介します。
この中で(1)長子(第一子)の性格特性と、(2)長子(第一子)同士の相性を改善するためのポイントが書かれていましたので、その部分だけメモをしておきました。
(1) 兄や姉特有の、長子の性格って……?
■責任感があって甘えベタ
■慎重で意志が強く、理想に対するこだわりも強い
(2)長子(第一子)同士の相性を改善するための3つのポイント
1. 互いに慎重過ぎるため、交際が発展しづらい
2. 威張りたがりとおせっかいやき、その力関係をどうするか?
3. 甘えのない男女関係は潤いに欠ける!?
ところで、 大型連休中に最大級に報道された第一子同士のカップルがいます。
天皇・皇后両陛下です。
天皇陛下は、男・男・女の第一子。
皇后陛下は、女・女+女(双子)の第一子、父親の後姿を見ながら外交官を志したことは有名です。
私の観察では、第一子同士のカップルにありがちなのは「主導権争い」。
リーダーシップを巡って争いが起きがちです。
「甘えるのが苦手」といるデメリットもあります。
しかし、長所としては、責任感・義務感が強く、下の立場の存在を守る術を身についています。
大変不遜な試みですが、以上をヒントに、今後のこのカップルの関係を占うとしたらどんなことが言えるでしょうか?
以下の情報も加味してみると、2人の今までが理解でき、これからが予測できるかもしれません。
<参考情報>
1.1993年1月の婚約会見陛下: 千葉の鴨場でもって、雅子さんのほうに「わたくしと結婚していただけますか?」というようなことを申しました。
雅子さま: 「雅子さんのことは僕が一生全力でお守りしますから」というふうにおっしゃってくださいました。
2.2001年12月1日には愛子内親王が誕生し、家庭的な皇太子一家が形作られるものと思われた。
しかし雅子妃は次第に公務を休みがちになり、「適応障害」と診断され、長い療養生活に入ることになる。
そして皇太子は2004年5月の記者会見で「雅子のキャリアや、そのことに基づいた雅子の人格を否定するような動きがあったことも事実」と述べ、大きな波紋を呼んだ。
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<お目休めコーナー>5月の花(8