この1冊からスペースオペラにはまった人間も少なくなかったんじゃないかと想像します。野田昌宏が出会い、蒐集してきたコレクションの中から選りすぐりのスペオペ作品群を紹介していくというもので、SFマガジンに昭和38年9月から連載していた記事をまとめたもので、刊行時点では未訳の作品ばかり。
エジソン司令、フランク・リード、スターウルフ、キャプテン・フャーチャー、ジェイムスン教授、あるいはスペオペに限らず、当時のパルプ雑誌で人気を博したさまざまな作品群……。これらを自らの体験談と共に、本当に面白そうに紹介していくんですよね。これを読んだら、スペースオペラの1冊や2冊、読みたくならない方が不思議です。
後にNHKの人間大学で『宇宙を空想してきた人々―SF史に見るイメージの変遷』と題して野田昌宏は講師を務めたけれど、あれは資料的にはともかく授業として面白くはなかったです。シラノ・ド・ベルジュラックとか『竹取物語』とか、古典話から延々と続き、「SFは絵だねえ!」を実感させるようなところまでなかなかいかないのが辛いところ。なにか権威付け優先っぽく、面白さが伝わりにくかったと思います。それこそ、『SF英雄群像』から宇宙英雄中心に構成しても良かったのに……。
【SF英雄群像】【スペース・オペラへの招待】【野田昌宏】【パルプフィクション史】【スペースオペラ】
エジソン司令、フランク・リード、スターウルフ、キャプテン・フャーチャー、ジェイムスン教授、あるいはスペオペに限らず、当時のパルプ雑誌で人気を博したさまざまな作品群……。これらを自らの体験談と共に、本当に面白そうに紹介していくんですよね。これを読んだら、スペースオペラの1冊や2冊、読みたくならない方が不思議です。
後にNHKの人間大学で『宇宙を空想してきた人々―SF史に見るイメージの変遷』と題して野田昌宏は講師を務めたけれど、あれは資料的にはともかく授業として面白くはなかったです。シラノ・ド・ベルジュラックとか『竹取物語』とか、古典話から延々と続き、「SFは絵だねえ!」を実感させるようなところまでなかなかいかないのが辛いところ。なにか権威付け優先っぽく、面白さが伝わりにくかったと思います。それこそ、『SF英雄群像』から宇宙英雄中心に構成しても良かったのに……。
【SF英雄群像】【スペース・オペラへの招待】【野田昌宏】【パルプフィクション史】【スペースオペラ】