
植民に最適とか言いながら、なんだ、人間が既に住んでいるじゃないか!?
コンラッド大佐たちが遭遇したのは、姿や装備はヴァイキングという、地球の人間と見分けのつかない人々だったのです。そこで意思疎通に四苦八苦し、時には戦争状態に陥りながらも、彼らの街へ招待されるのですが、そこで待っていたのは恐ろしい戦争ゲームでした……。
植民予定の星でも、知能を持った先住民が発見されたら植民活動は即座に停止という決まりがあるのです。皆殺しにして見なかったふりとか、知性などないと言い張ったりはしないのです。このあたりのモラルの高さも注目すべきでしょうが、かといって「先住民が居ました。はい、さようなら」とはいかないのが宇宙開発計画です。この話でいうところの、「1兆ソラーの問題」があるからです。
植民計画には、餓えや貧困に苦しんでいる地上の国々を見捨ててまで、多額な予算や大量の資源が投入されています。つまり、今ここで飢えに苦しむ100万人を救うより未来の100億人を救え……というポリシーで進められている計画ですから、中止するにしてもそれなりの調査をしないといけないのです。
そして、コンラッド大佐はあいかわらずの特攻モードです……。
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