
理想を語る剛士を子供の理屈と片づけようとするスフィアへの反論。絶望的な戦いの中にありながら、魔王はその先を夢見ている。それが夢物語と笑わば笑え。戦争だって、そんなたいしたものじゃないのだ。
その一方で、シレイラ王女は、なまじ抵抗するからこんな大事になったのよと言い放つ。彼女は支配者の嗜みとして戦争を愉しんでいる。
さてさて、ついに9巻となりました。
夫婦でついつい何度目かの再読に手を出してしまい、わかっちゃいたけどこの巻で中断しています。わざわざ表紙カバーを変更してリニューアルしてるくらいだから、出版社は売りたいのだろうに……なんというか、主人公側が思いっきりピンチになったクライマックスで話が足踏みするなんて『宇宙戦士バルディオス』か『伝説巨神イデオン』みたいなものですが、こちらはテレビ放映作品と違って劇場版で完結とはいきません。
やっと後半戦が始まったところの首都攻防戦。信じて待つことの大事さを伝えていきたいと思います。
【A君(17)の戦争9】【われらがすばらしきとき】【豪屋大介】【玲衣(北野玲)】