
そこに座る謎のメガネ公務員は、もちかけられる市民の悩み事をあたりまえのお役所仕事のようにさらりと解明して解決していく……。
公園トイレで有名作家を殺害した犯人から、突然母親が鬱になった理由まで、市の職員らしい怪しげな男が快刀乱麻に、そして事務的に淡々と解決していく7編の連作ミステリ作品集。
営業4課の話がいちばん好きかな。『喪失の扉』はこの手の話の定番オチ。最後にボーイ・ミーツ・ガールで終わる話を2つ続けたので「ユーモアたっぷり」という読後感になってしまったけれど、救いのない話もけっこう交えていたよね。
【腕貫探偵】【西澤保彦】【平沢下戸】【実業之日本社文庫】【安楽椅子探偵】【新歓コンパ】【展覧会】【タヌキ油】【女帝伝説】