
簿記とパソコン担当の教諭、千晶直巳の言葉。
物語は卒業シーズン、そして春休み。秋音ちゃんが卒業して、猫娘の桔梗さん登場。そして妖怪の卵と幽霊のまり子さんの話で締め……となります。
帯にもあるけれど、千晶先生が生徒たちに贈った言葉、「助けてくれる人は必ずいる。必ずだ!」を見て、ガンオケのドラマCD「白の章」でのトラの台詞を思い出して、熱くなってしまいました。どこの、どんな者にも味方は必ずいるんだ!というアレ。
大人が読んでも面白いけれど、この卒業の回を読んでもわかるけれど、この話はあくまでジュブナイル。大人が子供のために書いた本だなあと思いました。人生の先輩から、後輩たちに伝えておきたいことがある。そういう本です。
【妖怪アパートの幽雅な日常】【香月日輪】【講談社文庫】【予餞会】【萌え】【第二次性徴】【倖田來未】【春休み】【猫娘】【エラゴン】【クリストファー・プリースト】【雷馬】【ツリー・クライミング】