付け焼き刃の覚え書き

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「俺の妹がこんなに可愛いわけがない(11)」 伏見つかさ

2012-09-16 | 学園小説(不思議や超科学なし)
「人生の黄金時代は、きっといつだって、山ほどの後悔と共にある」

 約束を果たすため、京介と桐乃は麻奈実と向かい合わせで話すことになる。
 それは3人の過去の物語。
 あの凄かった京介がいつの間に、無気力なダメ男になったのか。あれほど京介を慕っていた桐乃がいつから毛嫌いするようになったのか。
 『凄いお兄ちゃん』なんて、最初からいなかったんだよ。

 エピローグとプロローグ付きで語られる、兄妹と幼なじみの回想録であり、雰囲気的には最終章前のタメという感じで、ここから一気呵成に女性陣が動きそう。
 麻奈実視点の語りはやはりコワかったけれど、他の少女たちが負けず劣らずだったのがポイント。

【俺の妹がこんなに可愛いわけがない】【伏見つかさ】【かんざきひろ】【電撃文庫】
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