小学館の少年少女世界の名作の4巻ということですが、配本は第44回。かなり後の方になります。
巻頭も表紙イラストも、貧しい煙突掃除の少年が川に落ちて水の精になるという『水の子トム』ですが、表題の筆頭は『ロビン・フッドの冒険』。痛快無比な展開ともの悲しい結末は英雄譚にふさわしい構成です。やはり物語は仲間が集まってくるまでが楽しいもんです。
ロビン・フッドの物語はいろいろな作家が書いていますが、ここではあくまで伝承を原作とした書き下ろしです。花村えい子の少女マンガ100%なイラストには頭を抱えますが、確かに少女マンガ的な話なのかも知れません。
国際政治は汚い、綺麗事じゃ世の中は渡っていけないことを教えてくれたのは『さばくの王者ロレンス』。普通に『アラビアのロレンス』といえば良かったのに、映画と同じじゃいけなかったんでしょうか。
『スコットランド民話』からは海へび退治とわがままな領主話の2編。
そしてガイ・ブースビーの『魔法医師ニコラ』。イラストの金森達は「SFマガジン」の表紙イラストなどで有名な大御所。こういう構成の本を子供の頃に読んで育てば、ロビンフッドやアラビアのロレンスと同じくらい魔法医師ニコラはメジャーな存在と思いこんでも仕方がありません。仕方がないですよね?
『水の子トム』原作:キングズリー/絵:駒宮録郎
『さばくの王者ロレンス』文:近藤健/絵:小原拓也
『スコットランド民話』訳:松村武雄/絵:山崎英介
『ロビン・フッドの冒険』原作:イギリス民話/絵:花村えい子
『魔法医師ニコラ』原作:ブースビー/絵:金森達
今読んでもラインナップが素晴らしく、イラストも極上、文章もぜんぜん古くさくないというということで、あらためて集め直そうと思っていますが、通販で探せば安くても送料込みで1000円程度、へたしたら1冊3000円という値が付いていて、60巻近く揃えることを思うと目眩がしてきます。
【ワイドカラー版少年少女世界の名作4】【イギリス編2】
巻頭も表紙イラストも、貧しい煙突掃除の少年が川に落ちて水の精になるという『水の子トム』ですが、表題の筆頭は『ロビン・フッドの冒険』。痛快無比な展開ともの悲しい結末は英雄譚にふさわしい構成です。やはり物語は仲間が集まってくるまでが楽しいもんです。
ロビン・フッドの物語はいろいろな作家が書いていますが、ここではあくまで伝承を原作とした書き下ろしです。花村えい子の少女マンガ100%なイラストには頭を抱えますが、確かに少女マンガ的な話なのかも知れません。
国際政治は汚い、綺麗事じゃ世の中は渡っていけないことを教えてくれたのは『さばくの王者ロレンス』。普通に『アラビアのロレンス』といえば良かったのに、映画と同じじゃいけなかったんでしょうか。
『スコットランド民話』からは海へび退治とわがままな領主話の2編。
そしてガイ・ブースビーの『魔法医師ニコラ』。イラストの金森達は「SFマガジン」の表紙イラストなどで有名な大御所。こういう構成の本を子供の頃に読んで育てば、ロビンフッドやアラビアのロレンスと同じくらい魔法医師ニコラはメジャーな存在と思いこんでも仕方がありません。仕方がないですよね?
『水の子トム』原作:キングズリー/絵:駒宮録郎
『さばくの王者ロレンス』文:近藤健/絵:小原拓也
『スコットランド民話』訳:松村武雄/絵:山崎英介
『ロビン・フッドの冒険』原作:イギリス民話/絵:花村えい子
『魔法医師ニコラ』原作:ブースビー/絵:金森達
今読んでもラインナップが素晴らしく、イラストも極上、文章もぜんぜん古くさくないというということで、あらためて集め直そうと思っていますが、通販で探せば安くても送料込みで1000円程度、へたしたら1冊3000円という値が付いていて、60巻近く揃えることを思うと目眩がしてきます。
【ワイドカラー版少年少女世界の名作4】【イギリス編2】