芸亭高校の地下に眠る秘密を守るため、図書委員５人は書庫の聖人ランガナタンⅢ世に力を与えられ、正義の戦士『図書館戦隊ビブリオン』に変身。悪の組織『ネオ・バグフォード』と戦うのだ！究極戦隊コウガマンの方がはるかにスピーディーなアクションだという、レトロな雰囲気のゆるゆるほのぼの図書館戦隊ヒーロー小説の最終巻。無くしたか廃棄したかと思ったけれど、本棚の奥から出てきて一安心。
なんといっても、ネオ・バグフォードによって力を与えられた四天王がふにゃふにゃなのがいかんよね。いつもじめじめしている“水のアルクイン”、腹筋男“焚書魔人バーゼル”、新婚ほやほやの“蟲使いフェルララ”（子持ち）、そして“禁書のセラピス”……って、これではどうにもなりません。
まあ、ビブリオンの方も、イエローが座敷童なのでときどき人数が判らなくなるという欠点がありますが、これは今でも新しい設定かも。
これもコバルト文庫。
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