
その高校生作家は、そう思っている。
年下の声優少女との会話は続き、発行部数や印税の話、他の作家さんたちとの交流や〆切りの話などを語り続けるが、やがて物語は現実の時間に追いついてくる。
しかし、彼は死ぬわけにはいかない……。
電撃文庫作家入門とラブストーリーの小篇が、きれいに上下巻でまとまりました。うん、面白かったです。伏線を確認する意味で、もう一度上巻から読み直したいと思います。
テーマを「作家入門」から広げればまだまだ話を続けられそうなシチュエーションですが、ここできっぱり終わるのもありです。ちょっともったいないし、この先も見てみたい気はしますけれど……というか、最後の最後の危機一髪を如何に切り抜けるかですよね。
【男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。II ―Time to Play― (下)】【時雨沢恵一】【黒星紅白】【電撃文庫】【印税】【源泉徴収】【確定申告】【税理士】【電撃大賞贈呈式】【カラオケ】【契約書】【アニメ化】【〆切り】【あとがきすごろく】【餅は餅屋】