
博多の人口の3%は殺し屋だという。
この街では汚職を追及しようとする警察官はいつの間にか殺されてしまうくらい殺し屋は普通にごろごろいて、その一方で目には目をと晴らせぬ恨みを晴らしてくれる復讐屋もいるし、その殺し屋を殺す殺し屋なんてのもいるらしい。
市長選が迫る中、市長のお抱え殺し屋から、人材派遣会社に就職したと思ったら殺し屋の派遣だったという新米殺し屋やら、美しすぎる復讐屋、天才ハッカーの情報屋までが入り乱れ、殺しの相手が別の殺し屋に殺されたり、殺すつもりが殺されたりと大騒ぎ。
この物語はフィクションです。
一癖も二癖もある面々が錯綜する死屍累々の物語。裏切り、裏切られ、殺したり、殺されたりと血なまぐさいけれど、どこかユーモラス。
タイトルだけを見た末っ子に質問された。
「ラーメンズってなに?」
「草野球チーム」
「ストーリーに関係するの?」
「あんまりしない」
「なんで!」
「知らない」
まあ、そんな話でした。
【博多豚骨ラーメンズ】【木崎ちあき】【一色箱】【メディアワークス文庫】【第20回電撃小説大賞】【暴力団の抗争】【発砲事件】【婦女強姦殺人】【王様ゲーム】【草野球チーム】【都市伝説】