『名探偵紳士録』で古典ミステリを踏破してやろうと無謀な意気込みに燃えていた高校時代に購入。当初は名探偵1人につき1冊くらいのつもりでいたのに、この黄色い背表紙の87分署シリーズにはまって、しばらく抜けられなくなりました。
猛暑のアイソラ市で警官が射殺されるという事件が相次ぐ。
犯人の目的は何か? 単なる警官嫌いなのか……?
ニューヨークがモデルの架空の街アイソラを舞台に繰り広げられる警察小説の名作。メインとなるスティーブ・キャレラやバート・クリングなどのレギュラー刑事や何度か再登場する犯罪者もいるけれど、毎回のように視点となる人物やスタイルが変わるのが特色。『キングの身代金』のように誘拐事件捜査だけで終わる話もあるし、ケチな泥棒から殺人までいろいろな事件が多発して慌ただしい情景が最後まで続く話もあるし、犯人視点で続く『灰色のためらい』なんて異色作もあって飽きさせません。
読者も作者も飽きないせいか50年以上50作以上書き続けられ、警察の捜査方法や社会状況は激変していますし、殉職したり異動する仲間もいますが、基本的にほとんど同じメンバーが緩く年をとりながらやってるところも良いのです。
【警官嫌い】【87分署シリーズ】【エド・マクベイン】【ハヤカワ・ミステリ文庫】【警察小説】【サザエさん時空】
猛暑のアイソラ市で警官が射殺されるという事件が相次ぐ。
犯人の目的は何か? 単なる警官嫌いなのか……?
ニューヨークがモデルの架空の街アイソラを舞台に繰り広げられる警察小説の名作。メインとなるスティーブ・キャレラやバート・クリングなどのレギュラー刑事や何度か再登場する犯罪者もいるけれど、毎回のように視点となる人物やスタイルが変わるのが特色。『キングの身代金』のように誘拐事件捜査だけで終わる話もあるし、ケチな泥棒から殺人までいろいろな事件が多発して慌ただしい情景が最後まで続く話もあるし、犯人視点で続く『灰色のためらい』なんて異色作もあって飽きさせません。
読者も作者も飽きないせいか50年以上50作以上書き続けられ、警察の捜査方法や社会状況は激変していますし、殉職したり異動する仲間もいますが、基本的にほとんど同じメンバーが緩く年をとりながらやってるところも良いのです。
【警官嫌い】【87分署シリーズ】【エド・マクベイン】【ハヤカワ・ミステリ文庫】【警察小説】【サザエさん時空】