付け焼き刃の覚え書き

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「妹がグレブナー基底に興味を持ち始めたのだが。」 グレブナー基底大好きbot

2022-09-26 | エッセー・人文・科学
「実数は、まだ人類には早すぎる」

 卒業を前に留年してしまった理系の大学生、本条圭介はこれ幸いと浮いた時間で計算機代数学を勉強する日々。そんなある日、普段あまり話もしない女子高生の妹が部屋に訪ねてきた。
「お兄ちゃん! グレブナー基底って、知ってる?」
 なぜか数式処理の解法に興味を持った妹に教えようとしても当然のことながらちんぷんかんぷん。そこで1+1からコンピュータと数について話すことにしたのだが……。

 大学生の兄が高校二年生の妹にグレブナー基底の使い方を教えるだけの小説。帯には「新感覚ラノベ」とありますが、図表を交えた対話形式で、10年以上前に女子高生がドラッカー理論で野球部を立て直す話があったけれど、あれよりは教科書的。対話によって相手を高みに導こうというのはソクラテスの時代から教育の定番手法なのだ。
 Twitterでグレブナー基底の啓蒙かたがた書き始められたのが電子書籍となり、それが加筆修正されて書籍に。今ではカクヨムでも読めますが、AmazonではKindle版しか売っていなかったので買っていなかったけど、気がついたら5年前くらいに書籍版が出ていたので書泉で購入。薄手のソフトカバー……というより教科書サイズの横書き。ひとことでいうと「超高速!算数から数学理論まで」。自分は80頁あたりでついていけなくなりました。

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