街道を歩く

今まで歩いた街道、町並み、これから歩く街道、町並みを散文的に紹介

門司往還

2007-05-31 10:49:46 | 街道関連
 さて、長浜は鰻の寝床のような街で背骨のように街道が真ん中を通る。筋一本違う道へ行くのに何処からでも入り込めるのである。犬や猫の通り道のような細い路地が家と家の間にある。家が二軒あればその間が既に道なのである。便利極まりないと思える。その昔はこうだったであろう。家人の話し声が聞こえる横を通り抜けていたのである。
 ところが今では、その細長い街を新しい道が横に真っ二つに道で切り刻んでしまった。風情も何もあったものではない。陽光が地面を照らし乾燥しきっている。路地の薄っすらと濡れた感じはもはやない。この道を作ってしまったからには長浜らしさがなくなってしまったに等しい。
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久しぶりの歩き

2007-05-30 12:18:30 | 街道関連
 5月27日の日曜日、久しぶりに歩きに出た。と言っても散歩程度なのだが。電車で小倉に出て門司往還を垣間見たのである。
 砂津川を渡り、長浜を歩いた。国道199と鹿児島本線に挟まれた細長い街並みである。街道らしきものは残っておらず、ただ貴船神社が面影を残すのみである。
 白洲灯台で有名な岩松助佐衛門の家が残り、人は名を残す。
 この界隈は場末にあり、何か都会から、或いは時代から取り残されたかのように昭和が色濃く残っている。
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